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落合・中日監督を事実上「解任」 朝鮮日報

2011-09-25 07:11:09 | 日本を見つめる世界の目
朝鮮日報に、落合・中日監督が取り上げられました。

http://www.chosunonline.com/news/20110924000018からの引用です。

日本版「金星根監督事件」

 「勝つ野球」が全てではないのだろうか。中日ドラゴンズが22日、落合博満監督(57)を事実上解任したことから、日本のプロ野球界は騒然となった。SKを韓国シリーズで3回優勝に導いた金星根(キム・ソングン)監督が先月電撃的に更迭されたケースとよく似ていることから、韓国の野球ファンも関心を示している。

■完全試合よりも勝利優先

 落合監督は2004年に中日の監督に就任して以来、セントラル・リーグで1位3回(04年、06年、10年)、日本シリーズで優勝1回(07年)という実績を残した名将だ。今年も22日現在でセ・リーグ2位に付けている。落合監督がチームを率いて以来、中日は一度もセ・リーグで3位以下に落ちたことがないほど優れた指揮能力を発揮していた。今年初めには日本で「野球殿堂」入りを果たしたものの、フロントから再信任を得ることができず、今季限りで監督を退くことになりさまざまな反応が寄せられている。

 日本の各メディアは、落合監督の「守って勝つ」野球のスタイルが少しずつファンから遠ざかり、フロントの信頼をなくしたと分析している。落合監督はこれまで「勝利こそ最高のファンサービス」という言葉を口癖のように語ってきた。07年に日本ハムと対戦した日本シリーズ第5戦では、8回まで無安打・無四死球・無失策と完全試合のペースで投げていた先発・山井大介を交代し、9回に守護神の岩瀬仁紀を登板させるという異例の継投策を取った。結局、中日はこの試合に1‐0で勝って優勝したが、落合監督の選手起用をめぐっては議論を呼び「感動のない勝利」「夢のない野球」といった批判の声が高まった。さらに、昨年のポストシーズン直前には1軍選手全員の出場登録を抹消し、物議を醸した。これには、1軍・2軍を問わず調子が最もいい選手を起用するとの意図があった。

 落合監督はまた、コーチ陣に中日出身の元スター選手ではなく、自分の方針に合う人物を起用し、オフシーズンのファン・イベントには欠席することが多かった。

■「オレ流」に固執しファン離れ

 落合監督は変わり者とも言われた。東洋大学時代に先輩を絶対視する野球部の慣習を嫌い、入学から半年で大学を中退した。

 だが、実力はトップクラスだった。プロの舞台では打撃3冠王(打率・打点・本塁打)を3度も達成。日本はもちろん、大リーグでも唯一無二の大記録だ。85年と86年には、日本プロ野球史上初の2年連続50本塁打を放った。通算2236試合に出場、打率3割1分1厘、510本塁打、2371安打、1564打点を記録した。

 「努力は才能がないヤツがすること」「記録を上げれば金が上がる」という名言も残した。才能を前面に押し出し、個人成績だけを重視する利己的な選手とも受け取れるが、実際のところ本人は誰よりもチームプレーに徹した。ボテボテの内野ゴロで三塁走者をホームインさせる状況を想定し、わざわざジャストミートしないようにする練習もしたという。

 このような独特の勝利至上主義を持つ落合監督だが、ファンには支持されなかった。中日の本拠地・ナゴヤドームの入場者数は2008年の243万人をピークに減り続け、昨年は219万人にとどまった。今年はさらに減少する見通しだ。6日に行われた巨人戦では、4万500人を収容できるナゴヤドームで入場者が今季最少の2万3441人に過ぎなかった。7年連続で赤字が続いているため、ついにフロントは先週、中日出身で同球団OB会会長の高木守道氏(70)に監督就任をオファーし、同氏が来季から指揮を執ることが決定した。

 来月退任する落合監督は「(プロは)もともとこういう世界。残りの試合で全力を尽くす」とコメントした。シーズン中にフロントに先んじて「来季は契約しない」と今季限りの監督辞任を宣言したところ、球団から突然解任された金星根監督のケースとよく似ているが、それぞれ違う形での締めくくりとなった。


さすが落合監督。韓国でも注目度が高いのですね。

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