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モーツァルト:ディヴェルティメントニ長調 K. 136/125a (スコア付き)

2024-05-19 06:30:26 | 音楽雑感&関連サイト

モーツァルト:ディヴェルティメントニ長調 K. 136/125a (スコア付き)

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト: ディヴェルティメントニ長調 K. 136/125a (スコア付き) 作曲年代:1772年 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン 弦楽合奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

0:00 第1楽章 Allegro (ニ長調) 4:23 第2楽章 Andante (ト長調) 9:16 第3楽章 Presto (ニ長調)

《ディヴェルティメントニ長調 K. 136/125a》は16歳のウォルフガング・アマデウス・モーツァルトが2回目のイタリア旅行からザルツブルクに戻った1772年に作曲した作品である。作曲の目的はモーツアルト父子と親しい音楽仲間で演奏するためと考えられている。イタリア旅行の直後であることから、第2楽章など特にイタリア的である。 この時期の3曲のディヴェルティメント《ニ長調 K .136/125a》《変ロ長調 K .137/125b》《ヘ長調 K .138/125c》は、楽器編成や楽章構成から一連の作品とみなされているが、以下の論点がある。 ・弦楽四重奏なのか五重奏なのか弦楽オーケストラなのか 3曲とも弦楽器4パートの編成であるが、「Basso」パートはコントラバスで演奏も可能であることから、弦楽五重奏で演奏することもできる。私的な目的で作曲されたことを考えると弦楽四または五重奏で演奏することが適切と考えられるが、弦楽オーケストラで演奏してもきわめてシンフォニックに響くことから、そのような演奏も多い。 ・「ディヴェルティメント」に分類されるべきか モーツァルト自身も他のディヴェルティメントを含めて「ディヴェルティメント」とは呼ばずに「カッサシオン」などと呼んでおり、自筆譜のタイトルも別人によって「ディヴェルティメント」と付されたものが多い。そもそも、作曲当時にディヴェルティメントやセレナード、カッサシオン、ノットゥルノなどは明確に区別されておらず、これらを区別したのは18世紀後半の全集出版によるものが大きい。


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