マイナビニュースより130年ぶりの「キログラム」の定義改定 - 産総研が貢献を紹介します。

ここから http://news.mynavi.jp/news/2017/10/27/226/
現在、キログラムは、世界に1つしかない分銅「国際キログラム原器」の質量と定義されている。しかし、国際キログラム原器の質量は、長期的には表面の汚染などによって変動してしまうことがわかってきたため、普遍的な基礎物理定数に基づいた定義に改定すべく、基礎物理定数を国際キログラム原器の質量の長期安定性よりも高い精度で決定するための研究が各国で進められてきた。その結果、プランク定数に基づく新たなキログラムの定義に移行するかどうかが、2018年に審議されることとなっている。
今回、産総研では高精度のレーザー干渉計と表面分析システムを用いて、直径約94mmのシリコン単結晶球体の形状を1nm未満の精度で測定することで、プランク定数を高いレベルの精度で測定した。さらに、科学技術データ委員会(CODATA)は、産総研や複数の海外の研究機関のプランク定数の高精度測定結果に基づき、キログラムの新しい定義に用いられるプランク定数の値を決定した。
研究チームは同成果について、日本が国際単位系(SI)の基本単位の定義の決定に直接関与するのは初めてであり、約130年ぶりとなるキログラムの定義改定に貢献する歴史的な成果だとコメントしている。
決まれば快挙です。

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現在、キログラムは、世界に1つしかない分銅「国際キログラム原器」の質量と定義されている。しかし、国際キログラム原器の質量は、長期的には表面の汚染などによって変動してしまうことがわかってきたため、普遍的な基礎物理定数に基づいた定義に改定すべく、基礎物理定数を国際キログラム原器の質量の長期安定性よりも高い精度で決定するための研究が各国で進められてきた。その結果、プランク定数に基づく新たなキログラムの定義に移行するかどうかが、2018年に審議されることとなっている。
今回、産総研では高精度のレーザー干渉計と表面分析システムを用いて、直径約94mmのシリコン単結晶球体の形状を1nm未満の精度で測定することで、プランク定数を高いレベルの精度で測定した。さらに、科学技術データ委員会(CODATA)は、産総研や複数の海外の研究機関のプランク定数の高精度測定結果に基づき、キログラムの新しい定義に用いられるプランク定数の値を決定した。
研究チームは同成果について、日本が国際単位系(SI)の基本単位の定義の決定に直接関与するのは初めてであり、約130年ぶりとなるキログラムの定義改定に貢献する歴史的な成果だとコメントしている。
決まれば快挙です。