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校内暴力:小学生「誰も助けてくれない」/韓国

2012-03-17 06:35:05 | 教育関連情報
校内暴力:小学生「誰も助けてくれない」/韓国

韓国で、校内暴力やいじめが大きな話題になっています。

朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/03/15/2012031501466.htmlからの引用です。

小中高生139万人にアンケート

「学校の廊下で突然、理由もなく大勢の子にたたかれた。『どうしてたたくの』と聞いたら、またたたかれた。また聞いたら、もっとたたかれた。ずっとたたかれ続けた」

 「うちのクラスの子が大勢の子に囲まれて、廊下でたたかれたり蹴られたりして、ひどいことを言われていた。その子は泣いていた」

 「この1年間に学校内で暴力を振るわれたことや、見たことがあるか」という質問に、小学生のA君とB君が寄せた回答だ。

 教育科学技術部(省に相当)は、校内暴力の実態を把握するため今年1月、全国の小学校4年生から高校3年生までの558万人の家庭に2枚分のアンケート用紙を郵送し、25%に当たる139万人から回答を得た。アンケートは、学校・学年・性別だけを記入するようになっており、(1)学校で暴力を振るわれたことや、見たことがあるか(2)それはどこで起きたか(3)通っている学校にいじめグループ「一陣会」があるか―などを匿名の上で選択式・記述式で回答する形式で実施された。

 特に注目されるのは記述式の回答で、小学生が書いたものが最も多かった。「校庭で遊んでいた子が砂をかけられた。その子が通った場所は『汚い』と言って誰も通らない」「うちの学校のいじめでは、学校に1日中閉じ込められる」などの回答が寄せられた。

「先生やほかの大人がその場にいたのに助けてくれなかった」という回答や「大勢の人が目撃していたのに誰も止めてくれず傷ついた」と心に負った傷を訴える回答もあった。

 「先生が見ている前で(いじめる側の児童が)友達に『人生やめろ』と言った」(小学生C君)

 「みんなが見ている前で(いじめる側の児童が)いじめられている子の性器を触り、恥ずかしい思いをさせようとひどいことを言った」(小学生D君)

 「6年間ずっといじめられた。精神科で治療も受けた。うつ病でリストカットしたこともある」(中学生E君)

 いじめや校内暴力は障害者・低所得層など社会的弱者といわれる家庭の子どもも例外ではない。小学生Fさんは「汚い、臭い、貧乏だ」という理由でほぼ毎日いじめられていた。教育科学技術部から調査を依頼された警察がFさんの担任や保護者と面会したところ、Fさんの父親は日雇い労働で疲れ果てており、母親は病名の分からない病を患っており、姉は知的障害1級だった。警察は加害児童を注意する一方で、Fさんに担当の女性警官を付け、定期的に美容院や銭湯に連れて行き、相談やアドバイスができるよう配慮した。警察は現在、教育科学技術部から受け取った資料を基に、加害児童・生徒と被害児童・生徒が具体的に明らかになっている3138件について調査を行っている。

 今回のアンケート調査では、回答を寄せたのが4人に1人と回答率が低かった。このため、この調査結果が校内暴力の実態を正確に反映しているかは分からないという指摘もある。その例として、中学生より比較的校内暴力が少ないといわれる小学生が「校内で暴力を振るわれた」と回答した割合が15.1%と最も多く、中高生の方が少なかった(中学生13.4%、高校生5.7%)。今回の調査では、切手代だけで約20億ウォン(約1億4800万円)の費用が掛かり、戻ってきた回答内容をコンピューターに入力・分析する作業にさらに約10億ウォン(約7400万円)を要した。最終結果は来月、教育科学技術部が発表する予定だ。

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