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SWINGLOGIC:スイングバイで少年野球を加速する

エネルギーを節約し宇宙探査船を遠くに飛ばす「スイングバイ」で飛距離アップ

ヘッドが下がってる?立ってる?

2020年05月06日 | 少年野球
小指方向に手首が曲がるとヘッドが下がる

グリップが高い位置にある状態で構えて、そのまま振り下ろす
と、ほとんどは

手首が小指方向に折れて

バット・手首・肘がまっすぐ並び

ヘッドが下がった状態になる


そもそも手首そのものは思うほど動かない
「手のひら・手の甲」方向はせいぜい180度。親指・小指方向は30度くらい

スクリューパンチ方向には270度くらい回るが、手首が回っているわけではない

「スクリュー動作」は手首と肘をつなぐ2本の筋肉が、お互いの位置を入れ替えるように回転し、パワーが生まれる

その時、手首は一切曲げずに固定すべきで、曲がった時点でロスが生じる

「手首が強い人」は、2本の筋肉が太い人
あるいは、効率的に「スクリュー動作」ができる人


さて、「ヘッドが下がっている」とは?

「スクリュー動作が上手くできない状態だ」ということを警告するための表現だ

癖でそうなる選手もいるが、小学生場合はバットの重さをさばけないまま手首が折れてしまうケースがほとんどである

先が重いバットをさばくのは難しい→どうしても手先で操作したくなる→本来「支点」であるべき手首が「力点」も兼ねることになる→支点が動くから、作用点である「ヘッド」をうまくコントロールできない

→なかなか芯を食わない

「力点」と「支点」の距離が、「支点」と「作用点」の距離より短いと、「てこの原理」の恩恵を受けられない

→芯を食っても飛ばない


百害あって一利もない


 
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「開く」 とは? なぜいけないのか?

2020年05月01日 | 少年野球
横向きから前向きになること。
ピッチャーに胸を見せると。
前の肩が背中側に動くこと。

基本的に、開いていると力が入るポイントが分散され、閉じると集中する。

例えば相撲においては
「正面で受けて」→「横向きで押す」=「開いた状態」→「閉じた状態」
ということになる。

どこを狙って当たってくるかわからない相手に対しては、横で受けるより、正面で受けた方が、柔らかく対応できるから理にかなっている。

バッターボックスで構える際、いきなりピッチャー方向を向かずに、バットのマークの向きを確認するようなルーティーンを行うバッターは多い。

開いた状態になる。

身体を閉じながらインパクトへ向かう。

フォロースルーで再び開く。

バッティングもピッチングも「開く」と「閉じる」を交互に行うことにより、一瞬の「爆発」を生むことができる。

開きっぱなしで振ると「ドアスイング」
閉じっぱなしで投げると「腕が振れてない」

ということになってしまう。


 
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ハラミはつなぐ

2020年04月26日 | 少年野球
打撃・投球に限らず関節を連動させてバランスよく動かすことが肝心であることは、以前の記事にも書いた。

中でも「股関節」は下半身、「肩甲骨」は上半身のかなめとなる。股関節から肩甲骨への連絡がスムーズな動き・効率的な動きを生む。

しかし、この「連動」はかなり難しい。股関節を意識すれば肩甲骨がうまく動かないし、逆もまた真なり。タイミングが合わない。

横隔膜(ハラミ)は股関節と肩甲骨の中間にある。ハラミを意識して動くと自動的に股関節と肩甲骨がついてくる。

股関節や肩甲骨を動かすトレーニングはそれぞれ行うが、いざ「打つ」「投げる」となったら、ハラミの動きに集中することでスムーズな連動が生まれる。


 
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ハラミ打法

2020年04月10日 | 少年野球
世の中「〇〇打法」があふれているが、これからは何んと言っても

「ハラミ打法」・・・これで決まり!

ハラミは部位でいうと「横隔膜」であり、カルビに比べるとアブラが少なく、硬い。いわゆる「赤身」。

「膜」と言いつつまあまあな「筋肉」なのである。

肋骨にくっついて前後・上下に動かすことで肺を動かす。生命維持にかかわる重要な部位なのだ。

腰椎にもくっついていて、「体幹」を構成している。上半身と下半身の連動にも欠かせない筋肉でもある。

以前の記事でも触れたが、沖縄拳法には「ガマクを入れる」という動作がある。ガマクがどこを指しているのか明確な説明はないようだが、勝手に横隔膜だと思っている。

横隔膜を刺激するため、一気に大きく息を吸ったら、長くゆっくり吐く。この時腹筋を使って腹を凹ますと効果が上がる。

①トップから横隔膜を直線で前に動かす
⓶前足が着地した瞬間 
 ウエイトシフト→横隔膜の前端を軸にして回る
 トップハンドトルク→横隔膜の後端を中心にして回る

下半身は横隔膜(身体の中心)がスイングバイを起こす動きをサポートし、上半身はスイングバイのエネルギーをボールに伝える。

バットのスイートスポットが横隔膜の動きと平行になるように、スイングの軌道を修正する。

後はインパクトのタイミングをつかむだけ。

レベルだアッパーだとかいうのは関係なく、横隔膜の傾きにバットの軌道の傾きがついていけばいい。

 
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振り方を具体的に説明してみる(2)

2020年04月05日 | 少年野球
スイングの道中で肝心なのが、トップからミートポイントまでである。

バットのスイートスポットを「直線」で動かして、ボールまで持ってこられるかどうかがカギになる。 

指導の現場で「最短距離」というワードがさんざん出てくるが、「直線で動かす」ということである。

スイングバイの効果を得ようとするなら、円運動に入る前の直線運動は必須。

遠回り・ドアスイングはNG。

直線から円に切り替えた直後にボールを捉えることができれば、力を入れずともボールを飛ばすことができる。勝手に飛んで行く感じ。

直線運動の内に当たった場合は、パワーで円運動に持って行くしかない。メジャーリーガーはこの傾向が強い。

円の中心が前方に動くのは絶対NG。壁ができていない状態。

ところが、中心が「マイナス方向に動く」とさらに効果が上がる。「スエー」や「ステイバック」がこの動きである。

「マイナス」とは単純に「後ろ」ではなく、「横」もあり得るということである。中心から真横に引いたラインよりマイナスの位置に動く(戻る動きを入れる)ことでスイングバイの効果を上げることができる。

人間は力を入れたいポイントより前に力んでしまう。フォロースルーをしっかり取って、力むポイントをインパクトに合わせたいものだ。  
 
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