鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

ぶらんこ

2017-09-09 | 
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鈴木信夫の詩手紙を中心にした作品から


2008年から絵手紙作家の浅田美知子さんとの交流が始まりました。
詩手紙そのものや書き加えたコメントから選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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我が家の近くには小さな公園がたくさんあります。
ただ、どこにもブランコはありません。
最近は危険だからという理由でブランコなどは置かれなくなっているようです。
子供の運動能力を高めるのにはいいものかと思いますが、寂しいですね。

詩手紙のコメントです。
「揺れる感じがなんともいえないブランコ。
 なつかしくなって詩にしてみました。


          ぶらんこ
                               2008年10月

ゆらゆら揺れる、ぶらんこ
こいでいるとね、だんだんリズムがあってくる
こころで刻まれるリズムとあってくる
ゆらゆら揺れる、ぶらんこ
こいでいるとね、だんだんリズムがあってくる
まるで空気がリズムをとりはじめるように

今日もどこかで、ぶらんこが揺れてる

小さい頃に遊んだ、ぶらんこ
こいでいるとね、だんだん思い出してくる
こころに刻まれたイメージを思い出してくる
小さい頃に遊んだ、ぶらんこ
こいでいるとね、だんだん思い出してくる
まるであの日の映像が生きかえるように

今日もどこかで、ぶらんこが揺れてる

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