鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

絆を結べば

2017-09-07 | 
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鈴木信夫の詩手紙を中心にした作品から


2008年から絵手紙作家の浅田美知子さんとの交流が始まりました。
詩手紙そのものや書き加えたコメントから選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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人と人のつながり、いろいろなつながりがあります。
心と心の強いつながり…それを絆というのでしょうか。
この詩が書かれて3年後、東日本大震災のあと「絆」という言葉が多く使われました。

この詩手紙のコメントは、
「あたたかな日差し。人の愛は、それと同じと思います。」


          絆を結べば
                                    2008年10月

忘れていても、見えていなくても
あなたの中には、愛が生きているはず
愛の想いたちが生きているはず

もし、その想い、生きているなら、絆を結んでみませんか
人と人との絆を結んでみませんか
この世で消えかかっている、絆を

もし、その想い、生きているなら、絆を結んでみませんか
人と人との絆を結んでみませんか
なくても生きていけるかもしれないけど

絆を結べば、そこに光りがさす
あなたの中に、光りがさす
わたしの中にも、光りがさす

絆を結んでみませんか
人と人との絆を結んでみませんか



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