鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

内面(うちづら)と外面(そとづら)

2018-05-22 | 
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鈴木信夫の詩手紙の作品から

絵手紙作家の浅田美知子さんとの絵手紙・詩手紙の交流は1年を超えて
続いており、このころは、ほぼ1日に1編の詩をつくっています。
詩手紙そのものや書き加えたコメントを選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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人間だれしも内面と外面があるのはしょうがないと思う。
最近、政治の状況を見ると、まさにこの内面と外面そのものではないでしょうか。
本音と建て前ともいえるかもしれません。
生意気なことを言ってますが、私本人も両面を使い分けています。


コメントはこう書いてありました。
「人間の幅をひろげるのは、本当にむずかしいです。まだまだです。」


          内面(うちづら)と外面(そとづら)
                              2009年3月

人というものには
内面(うちづら)と外面(そとづら)がある
それは仕方ないのかもしれない
でも
私はそれを
できるだけなくしていきたい

人というものには
内面(うちづら)と外面(そとづら)がある
それは仕方ないのかもしれない
でも
私は人によって態度がかわる
そんな人間にだけはなりたくない

人というものには
内面(うちづら)と外面(そとづら)がある
それは仕方ないのかもしれない
でも
私は表と裏のない人間でいたい
そんな人間でありたい

   詩手紙2009.3.7
   

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