鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

虚空(そら)に向けて、手をそっと合わせて

2014-02-17 | 
14日に降った大雪で家の前は大変なことになっていました。
せめて出入りだけでもできるように雪かきをしたのですが、相当な重労働でした。
おかげでこのブログお休みしてしまいました。
空におられる神様はときには働けとおっしゃっているのでしょうね。


  虚空(そら)に向けて、手をそっと合わせて
                           2006年1月 鈴木信夫

虚空(そら)に向けて、この手をそっと合わせて
あなたを想い浮かべて遠い日々を思う
そこに僕のすべてが見えるようだ
そこには生命が息づいている
もう一度、虚空(そら)に向けて、手をそっと合わせて
あなたは遥かな記憶の中にいた頃から
そこで僕を生かし育んでくれてた
そこには愛がいつも流れている
果てしない、虚空(そら)に向けて、手をそっと合わせて
あなたはシルクロードの風のように
いつも渇いたこの心を吹き抜けていく
そこには希望が満たされている

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