恩師との別れ

今日は恩師の葬儀のため仕事を休ませていただきました。
その恩師との出会いは私が小学校１年生の時、書道教室に通い始めてからになります。
以後、高校１年迄稽古に毎週通いました。

大学、社会人と地元を離れて暮らしていたのですが、３０歳の時また実家暮らしを始め、子どもの頃共に稽古をしていたみんなと再会し、まだ教室を続けていらっしゃると知った私は、嬉しくてすぐに書道を習い始めました。

いつもお洒落でセンスがよく、黒のロングスカートとウエッジソールのスニーカー、赤やオレンジのセーターで格好よく商店街を闊歩されていた先生・・・とても素敵でした。
年齢を感じさせない若くて可愛らしい先生と出会えて、たくさん勉強をさせていただいて感謝の気持ちで一杯です！

正しく美しい字を書けることは、先生からいただいた生涯の財産となりました。
とは言え、まだまだ納得できる字は書けません・・・。
今は先生のお弟子さんであるＧ先生の下で稽古を続けていますが、もっともっと稽古して上を目指そうと思います！

先生と最後にお話しできたのは、昨年末、お歳暮にみかんを送った時でした。
先生は２回もお電話をくださり、「暖かくなったら会おうね」と仰ってくださったのですが、会うことは叶いませんでした・・・。
だから余計に今日の葬儀では悲しくて涙が止まりませんでした。

今日の恩師との別れは本当に辛かったです。


そういえば、お猫様に関する思い出もあります。
拙宅の愛猫Ｑちゃん＆みみこのかかりつけ動物病院は書道の先生とご親戚だったのです。
ある日、猫好きの私のために猫カレンダーを先生がくださいました。
そこに印刷されていた動物病院名がかかりつけの病院だったことから分かったのですが、思わず一緒に笑ってしまいました。
それから動物病院の院長先生が小さい頃から動物が大好きだったお話しなどを伺うことができ、そんな小さな出来事をふと思い出してしまいました・・・。


今日の写真は書道用の筆です。
先生が教室を閉められる時、いただいたものもあります。
弘法大師様ではないので、筆は絶対選びます。