郷が杜備忘録

旅行や読書と日々の行動の記録。
日常のできごとや思い出の写真が中心。 たまに旅行の記事も投稿します!

今度生まれたら(内館牧子著)

2023-09-23 | 読書

内館牧子さんの三部作の最後の1冊を読んだ。

今回の主人公は70歳になった佐川夏江さんだ。

社内恋愛で結婚した彼女は夫とともに50年近い年月を過ごし、子供もできた。

しかし、ある時その50年近い年月を振り返り、「今度生まれたら、この人とは結婚しない」

とつぶやいていた。

彼女は、自分の人生の周りにいた中高校の同級生、会社の同じサークル仲間だった彼、姉などと、

歩んできた人生行路を比較し、自分はもっと良い人生を歩めてたのではないかと思い始めたのだ。

そこから試行錯誤が続き、子供たちのいろんな境遇にも遭遇し、また考え直したりしてゆく。

最終場面が、前2作品に比べてちょっと物足りなかったが、私も自分の今までの過ごしてきた年月を

考えると、そう悪くはなかったのではないかと思うので、今度生まれても、同じような人生を送る

のではないか、ただ若干の学んだことを生かして、その人生に深みを与えたいとは思った。

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バーゲンブック古本市に寄っ... | トップ | 薪窯ピッツァの店・エリアント(e... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿