先日本屋に行き、DVDと新書を買ったら、500円のクーポン券が出たので、ついでに買ってきた本。
表題がなんとも怖い。
帯の裏側に書いてあることが、どれもありそうで怖い。
何が書いてあるかというと、
「迫りくる新たな国難。日本はこうなる!」
シナリオ① 日本円は捨てられる
シナリオ② 膨大な負債を抱え、日本は沈没する
シナリオ③ 金利上昇と通貨切り下げで、日本経済は大打撃を受ける
シナリオ④ インフレで競争力は低迷する
シナリオ⑤ 低迷する食料自給率が新たな危機を生む
シナリオ⑥ 人口減少・少子化で国力が地に落ちる
どの項目もこれから起こりそうな気がする。
⑤と⑥は今まで取り組んでこなかったことのツケである。
何年も前から言われていたことである。
③と④はこれからの新日銀総裁に期待したい。でも難しそう。
目次の
第3章は「日本政府はもう、頼りにできない」
第4章は「国を頼れない時代の人生戦略」
第5章は「日本が『捨てられない国』になるロードマップ」である。
政府自民党も野党も、このようにならないように日本をリードしてほしいものである。
昨年、更迭された葉梨大臣の代わりに新法務大臣に就任した齋藤 健(さいとう・たけし)氏の著作を
読んだ。
以前に読んでいたものを取り出してきたものだ。
この本は、戦前の軍部の専制を防げず、敗戦という悲しみと汚名の結末を迎える結果になったのは、
どこに原因があったのかという疑問に答えるために、考察されたものである。
考察の対象は、1905年の奉天会戦から1939年のノモンハン事件にいたる34年間である。
この間は、国家改造計画から共産主義思想まで、日本が内発的な改革に呻吟した時代であったという。
目次を見ると、
第1編 20世紀前半の日本への旅の準備
第2編 奉天からノモンハンへ
第1章 ジェネラリストが消えるとき
第2章 組織が自己改革力を失うとき
第3編 現在への視座
第1章 「政か官か」からの脱却
第2章 改革の時代の世代論
あとがき
となっている。
この本を書いた当時(2002年)、著者は公務員であり、仕事をしながらの著作であったという。
とはいえ、戦争の歴史、その悲劇から学び、それをどう今後に活かしていくかを考えている。
このような人が大臣になって、今後の日本のあるべき道を探っていっていただきたいと思った。
過去への回帰や現実への追随でない、原爆被爆国の日本、原発事故を経験した日本として、
世界へ訴えて、新しい日本を提示していってほしいものである。
以下の年表は、著者の話から書き出したもの ※ ( )内は、私が記入
明治維新 1867年
(38年)
日露戦争勝利 1905年 ピーク
1922年 世代交代
ノモンハン事件 1939年
1943年 ( ピークから38年 )
敗戦 1945年
(38年) ( 高度経済成長 )
1983年
経済成長ピーク 1985年 プラザ合意
(38年)
2023年