郷が杜備忘録

旅行や読書と日々の行動の記録。
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松本清張記念館図録

2021-02-23 | 雑誌

松本清張記念館を訪れた写真を載せたが、そのとき購入してきた「松本清張記念館図録」を見つけた。

松本清張アルバムからはじまり、

Ⅰ小倉時代

Ⅱ芥川賞受賞

Ⅲベストセラー作家へ

Ⅳ新分野への挑戦

と綴り、

「松本清張主要作品系統図」、「松本清張年譜」とまとめられていた。

 

「松本清張主要作品系統図」をみると、

1951年の「西郷札」からはじまり、未完で終わった1992年の「神々の乱心」まであり、

私の読んだものは、フィクションの1970年前のものが多かった。主に推理小説、「点と線」や「ゼロの焦点」であった。

その他、ノンフィクションの「日本の黒い霧」や「昭和史発掘」も読んだ。

清張作品からは、歴史も学んだが、人間の奥深くに潜む情念や過去の記憶への執着など、表には表れてこないところにも

目を向けさせられたと思う。

まだまだ読み込みが足りないし、もっと多くの作品を読みたいと思った。

 

清張さんは、1909年の生まれで1950年41歳の時に作家デビューした。

遅咲きではあったが、その後の作品数が多く、日本から世界へ、古代史から現代史へと、

広大な範囲の興味と知識のあった、素晴らしい作家であったと思う。

最後は1992年、82歳で肝臓がんで亡くなった。


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