goo blog サービス終了のお知らせ 

SURGERY NOW note

がん治療と外科手術に関する新しい情報や日常診療を通じて感じたことなどを紹介します。

主膵管型膵管内乳頭粘液性腫瘍(MD-IPMN)

2013-11-15 | 治療
雑誌「肝胆膵」の最新号に、主膵管型膵管内乳頭粘液性腫瘍(MD-IPMN)の病態と治療方針について概説しました。2012年にIPMN/MCN国際診療ガイドラインが改訂され、MD-IPMNは、主膵管径5-9mmのworrisome featureと、10mm以上のhigh-risk stigmataに分類されました。東海大の切除例の検討では、high-risk stigmata の方が浸潤癌がやや多いので、両者には違いがありそうですが、明らかな生存率の差があるのかどうかは今後の検討課題です。