2008年12月5日に日本を代表する知識人である加藤周一氏が亡くなりました。私が加藤周一氏を初めて知ったのは、高校時代に現代国語の授業で「日本の庭」という文章を読んだ時です。その後大学生となってからは、彼の大ファンとなり何度か講演会に行ったり、加藤周一全集を買ったりしました。加藤周一全集は当時の大学生協のベストセラーでもありました。氏は平和主義者で、鋭い分析をして、皮肉たっぷりの言い回しをするのだけれど、批評対象にたいする愛情を感じさせる評論家でした。なかなか加藤氏のような文章を書くことはできませんが、彼独特の歯切れの良い文体は私の書く文にも少しは影響していると思います。合掌。
一般には、おなかというとへその周囲とその下の下腹部を指すことが多いと思います。食道が腹部(おなか)にもあることをご存じでしょうか?消化器外科的には腹部というと横隔膜より下の腹腔内を指しますので、腹部食道や胃上部の噴門などもおなかに含まれます。タレントのギャル曽根さんが食事した後の胃の具合を見たことがありますが、胃袋が膨らんで巨大となり、横隔膜から骨盤付近まで占めていました。