関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

法律さえ守れば喫煙は個人の勝手、と言い切るJTの“正義”

2007年04月15日 | 日記
自分は生まれてこのかた、一度もたばこの常習者になった経験のない「喫煙者」です。吸う本数は平均して月に0.5本くらい。ですから《たばこが社会にもたらす功罪》ということに関しては、かなり中立の立場でモノが言える人間ではないか、とも思います。

さて。

欧米人から見て、ニッポンは生活環境の衛生基準にウルサい国なのかニブい国なのか、なかなかワカりづらい部分がありそうですね。あれだけ頑強に《食の安全》を盾にアメリカ牛肉の輸入を制限し続けておいて、ですよ。一方で(半分国営みたいな)旧公社系たばこメーカーのJTさんが、『喫煙は自己責任』とのたまう姿勢を何年も放置し続けている。間接喫煙被害がここまで認知されていながら、自己責任なんて歯止めが貫徹できるハズもないのは明々白々なのに、です。

それほどに、国内たばこ会社と海外たばこ会社の認識の溝(ズレ)が、今もって埋まりません。

 > JTの公式ステートメント

 > フィリップモリス社の公式ステートメント

フィリップモリスさんは、「喫煙はやめてください。少しでもたばこの害が減らせるよう、当社としても研究開発を急ぎますが、最後にはあなたの良識と努力にかかってるんです!」と、切々と美辞麗句とつらねて訴えますが、現に(たばこを)生産販売してるんですから、やってることはJTさんと変わりません。

嫌煙権者の目線に立ちさえすれば、JTさんもFMさんと同じステートメントの書きかたをして“丸くおさまり”そうなものなんですが、あえて書かないんですねー。おそらく、JTの経営を牛耳ってる指導層そのものに愛煙家が多くて?、《お客様(=喫煙者)第一主義》を旗印に、『まずわれわれが貢献すべき対象は、たばこを吸ってくれる支持者であり、社会貢献はその次でかまわん』というプライオリティを脱せないのでありましょう。

このJTの(地球規模の世相への正面切った)抵抗。

《食の安全と安心》をブランドイメージの筆頭に掲げて新規食品事業を盛大に展開してる、そのJTさんにしてこの“場違いな”抵抗ぶりなのですが、そんなメンツ貫いたところで将来的にいったいナンのメリットがあるのか?? ──ついつい首をかしげてしまいたくなるのです。

 

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