関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

「あの夏、いちばん静かな海。」 どーでもよくなっちゃう殺人者の時代に、巨匠キタノは何思う?

2008年10月06日 | 日記
先週末はじまったニュース番組で、司会の北野さんが(逮捕移送される大阪の放火犯の映像を見て)「火をつけて人を殺した体験がどっかへ無くなっちゃってる、別のとこ行っちゃった目してるよね」と評していました。

かの監督は初期の暴力映画についてもナンにしても、置かれた境遇にまっすぐ、どっぷり浸かって開き直った人格を映像化しています。まあそこが、たとえばフランス映画「グランブルー」と「あの夏、いちばん静かな海。」に一脈通ずるメンタリティでもあり、氏の作風における国際性だと思うんですが、こーゆう監督には今度の放火事件のような犯罪は映像化できませんね。

ナニもかも他人ごとのよーになって、前後の脈絡なく、自分を傍観しつつの淡々とした凶行は〝北野ワールド〟の外にある事象だと思います。はいー。

「あの夏、いちばん静かな海。」 実は《YouTube》でフル鑑賞(^^; できます。

 

「あの夏、いちばん静かな海。」 どーでもよくなっちゃう殺人者の時代に、巨匠キタノは何思う?の画像


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