古き昭和の「小びん入り栄養ドリンク」には、それぞれ主成分に特色が分かれてた。たとえば…
⚡アリナミンVは ビタミンB1
⚡オロナミンCは ビタミンC
⚡リポビタンDは タウリン
⚡チオビタは タウリン + ビタミンB1
⚡オロナミンCは ビタミンC
⚡リポビタンDは タウリン
⚡チオビタは タウリン + ビタミンB1
…といった具合にである。
それが何とゆーか平成後半以降、ちょうどネット勃興で情報の拡散が急加速し始めるのと歩調を合わせ、一極集中化 = つまり「流行りの容器や成分に 各メーカーがドッ❕ と集(たか)る」傾向に。
まず、舶来の黒船『レッドブル』が日本の栄養ドリンク業界に揺さぶりをかける。この外圧で、それまで成分的には各種 棲み分けてた競合図絵に変化。次第にブルみたく「アルギニン+カフェイン+ナイアシン+弱炭酸」みたいな成分構成が抜きん出る傾向へ。
ブルの人気攻勢から、じわじわと栄養ドリンクの「びんから缶へ」の容器転換も進む。当初、「昔ながらの茶色びん」がトレードマークだった日本コカ・コーラの『リアルゴールド』も缶リアゴに軸足が移り、一方、サントリーの茶びんドリンク『デカビタC』はPET容器化の流れに入りつつある。
そんな「世代交代=茶びん離れ」のトレンド続くなか、ついに『デカビタ』のサントリーが(男性向け精力剤の成分として知られた)アルギニンを主成分に。さらには容器を「500ml缶」にサイズUPした新商品『ZONe』をヒットさせる。ついに❕ "和製レッドブル"が商品界のキャスティング・ボートの座を射止めた格好。
となりゃ日本における「エナジードリンク」の主戦場は、コレでいっきに「500ml缶」を土俵に換えた❔かのようにも見えちまう。
で今回(=先般)、対する『リアゴ』の日本コカ・コーラ側が、モロ対抗馬の弱炭酸アルギニン飲料で応戦に出たワケだ。それがご存じ、『リアルゴールドX/Y』━━ 。かつて栄養ドリンク製造の主役だった製薬会社たち、この一般飲料メーカーの猛攻に生き残り懸け、いかなる起死回生策に出るや❔❔
かく言う自分もそれまでは『ZONe』を常飲してたんだが、末端/店頭価格的に「こっちのが10円ほど安い」んで💧 味なんか二の次で即座に乗り換えた。
ただ…
ただひとつ、変えた一方で「変えられない」こともある。それは、一回に飲み干せる量(の限界値)。
自分みたいな還暦越えのド昭和人💧は、やはり身体が(胃袋が?)栄養ドリンクと言ったら アノ「定型:茶色の小びんサイズ」と習慣づけられてしまってる。500mlつまり半リットルを数十分のうちに飲み干す、なんて芸当はできない。どうにも仕方ないから、炭酸用の500ml PET容器を常備してて💧 開缶するなり全量、移し替えて賞味してる。
つくづく、食環境的に何十年と「身体を馴らされる」とはオソロしい。
だってアレだぞ。同じ500mlでも「もっと強炭酸な」ビール缶だったら、今も何の苦もなくまる1本、ゴクゴクと濁流のごとく飲み干せてしまうんだ。麦芽飲料ならイッキ飲みできて、栄養ドリンクだと「胃がキョ―レツに拒んでくる」。この違い、いったい全体どーやったら生まれてくるものか。わが肉体の、永遠(とわ)なる神秘、であるww
=了=
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