今やシーズンレスで世代レス(だけどヲタ)な、フィギュア全盛時代だもんにー。
人形文化は、人の寿命が短かいことと両輪のカンケイにあります。だから「人のカタチをした、長く遺されるモノに自分以降のナニかを託す」という衝動が生まれます。長寿化社会では、人形文化は自ずと廃れる宿命にあります。人間自体を人形化するコトに神経が向いてしまうから。 コスプレ文化と再生医療の希求は、そうした神経の向く先なのだと思います。
ついでに言えば、季節文化も同様。
人の寿命が短ければ、人は死を恐れ輪廻を願います。季節は巡り来ることを強く感じようとし、1年を何等分にか割って、1年に何度も正月を迎えようとする。だから明治以前の節句は、それはもう感じ方がハンパなかったワケですし、40で死ぬ人も「ずいぶんと生きてきた」と思える記憶を植えられて死ぬことができました。それにひきかえ、「今」と言うモノは・・・
と、前置きはこのへんで、きょうは「五月人形」のお話をば。
いつもは「遅ればせの」話題しか日記で語れないので^^;、9カ月漬けておいたネタです。こうすりゃ1年がぐるりと巡り、「キャッチ-な」話題に早変わり!ww
そのネタとは例の、《ダースベイダーの兜飾り》 でございます。
単にSWネタとしてなら洒落で済みますが、ホントに《お子様の幸せを願う五月人形》?として発売されちゃったのが、ナンとも💧
ここまですると、ブラックジョーク以上でしょ。
ダースベイダーは英雄ではありません。 (1)わが身を傲り、(2)悪魔に魂を売り、(3)世をさんざ乱したあげく、(4)息子に討たれて果てる・・・その将来のどこを、自分の子供に願いましょうや^^; あまりにブラッキーすぎて、救いようのないオブジェに映ります。
野郎が「ダースベーダー、かっけええー」と悶えるにゃ、成人近いアタマに育ってる必要があります。幼児の眼からじゃこんなもん、「ただ不気味」なだけ。
いやー、ホント凄い新商品だったと思います。
それでも、ミニチュアで1万8千円なら売れたかも❔ ですが・・・ W70cm×D50cm×H54cm で正味「18万円」って^^; さすがにアベノミクス効果でも、爆発的にゃ売れんわ(爆) ここはやっぱり、ヲタ系の金持ちかガイジンさんとかに『五月人形』とは切り離したスタンスで売らんと。