カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの神様】 ~ クリシュナ神 ~

2006年04月23日 22時19分59秒 | 神様・聖仙・聖者 / GOD & SAINT
本来はヴィシュヌ神の化身でありながら、
ヴィシュヌ神よりはるかに有名で人気がある神様。

クリシュナという名前には黒い肌と言う意味がある。
怪力で武勇に優れ知力がみなぎり高い徳を持つ。
いたずら好きで茶目っ気があり、
なによりその美貌で女性にモテモテである。

しばしば横笛で魅力的な旋律を吹き、
その音色に女性はウットリとなってしまうそうだ。
   うふっ、聞いてみたい・・・。 

またベビー・クリシュナと言う赤ちゃんの姿で描かれる事もある。

           

実は、実在の人物が神格化したと言う説がある。

タージマハルで有名な北インドのアグラからバスで1時間、
首都デリーからもバスで3時間ほどの所にマトゥラーと言う街がある。
クリシュナ神が誕生した地と言う事で、
ヒンドゥー教の7大聖地の一つである。

この街のカンサ王はある日、奇妙な天の声を聞く。
 「お前は、従妹の8番目の子供によって殺されるだろう。」
カンサ王は驚いて、従妹の子供を次々と殺害する。

従妹のの8番目の子供として産まれたのがクリシュナであったが、
殺害を恐れた従妹により牛飼いに預けられた。
クリシュナは幼少の頃から様々な奇跡を起こしていた。

青年期には様々な女性と浮名を流し、(石田純一も真っ青!)
一説によると妻が1万6千人、子供が18万人いるらしい。
一番有名なのは、牛飼い女で人妻のラーダ
この事から、クリシュナ神は愛の神様と言われ、
インド人男性の憧れの的であり、クリシュナと言う名前の男性も多い。

最終的にクリシュナは、森に入って瞑想している時に、
鹿と間違った猟師の弓がかかとに当たった事により、死んでしまう。
その時にビシュヌ神が姿を現したと言われている。

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