カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

インド夜想曲

2009年09月23日 16時47分13秒 | インド / INDIA
インド夜想曲
(白水Uブックス―海外小説の誘惑)

アントニオ タブッキ
白水社

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ちょっと(結構?)前にいろんなインド関係の本の紹介をしていたのだが、
その全てを紹介しきれていなかった。

 久々にインド本の紹介をしてみようと思う。

買ったけれど読んでいなかった書籍で、
とりあえずインドへ送った2冊のうちの1冊がこれ。

 アントニア・タブッキの「インド夜想曲」。(1984年発表)

一人の男が失踪した友人を探してインドを旅する物語。

辿り着く先々で情報を得て、インドの各地を巡って行く。
不確かな手がかりで友人の影を追いかけて行く。

 自分が行った事のある町の話になれば、
    思い出を紐解き、町の様子を思い浮かべて読んだ。
    そう・・・途中は先を読みたくて仕方ないと言う場面もあった。

最終的には失踪した友人が自分自身になったような・・
その友人が架空の人物で、
男が自分自身の幻想を追いかけていたような・・・感じで終わるのだが、
私には物語の終わり方が中途半端な感じがした。

この本の評判は良いのだけれど、
(フランスのメディシス賞外国小説賞を受賞)
私には何が何だかよく解らなかった。

作者はイタリアのピサ生まれ、
現代イタリア文学界を代表する鬼才らしい。

残念ながら凡人には理解できないのだった。

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