サヨナライツカ ― Sayonara, toujours pres de moi (世界文化社)辻 仁成世界文化社このアイテムの詳細を見る |
日本に一時帰国している間に上映されていた映画。
夫:辻仁成原作、 妻:中山美穂主演。
話題にならないはずがない。
観たかった・・・のだが、
我が故郷の新潟県上越市では、上映されていなかった。
これだから田舎は・・・・・。
東京に住む従姉妹は封切りしてすぐに観に行ったらしく、
家にパンフレットがあったので、感想を聞いてみた。
私はミポリンの相手役がイマイチ・・・だと言った。
しかしこの映画はミポリンの為の映画である。
相手役がイマイチなほうが引き立つというものだ。
従姉妹が言うには相手役はこの人で良かったそうな・・・。
最初は単なる恋愛物かと思っていたが、
後半(25年後の再会)は引き込まれたそうだ。
「良かったよ~。」 瞳をキラキラさせて、
30代半ばで独身の従姉妹はそう言った。
私が相手役のキャスティングがイマイチだと思ったのは・・
・・・単に私のタイプではないと言うだけだ。
原作を読んで解ったのだが、
相手役は誰もがうなずく「好青年」で無ければならなかった。
好青年と言うのは毒や影があったり、
私が引き込まれるような魅力があってはいけない。(笑)
どうも好青年とか言う人物には、私は全く惹かれない。
( この際、私の好みはどうでもいい事だが。)
この小説はバンコクでミポリンと好青年が出会い、
バンコクの熱にうなされたように情熱を重ねた4ヶ月を描いた前半部分と
25年後に再会した後の後半部分とに分かれる。
もしも二人が25年前に別れずにいたとして、
これ程までに寄り添い重なり合う心でいる事ができただろうか。
これは、空白の25年間があったからこそ、
美しい想い出として残ったのだ。
また、舞台がインドでは、この物語は成立しえない。
バンコクだったからこそ・・・である。
あの熱気・・・あの湿度の高さこそが、
この小説から感じられるのである。
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトとにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す
これが、映画のキーワードとなる部分である。
私は・・・・間違いなく愛したことを思い出す。
これには、絶対的な自信がある。(笑)
愛したことを思い出す・・・に決まってる。
・・・別にぃ一人じゃなくてもいいんだし。(笑)
愛されたことなんか思い出したって、
相手に忘れられてる可能性だってあるわけだしぃ。
そうだったら・・・哀しいじゃん。
愛したことを思い出すんだったら、
相手に忘れられてたってカンケーないしぃ。
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原作を読んで映画は観ていないが、
まぁ・・・これは観なくてもいいかな。
読みながら登場人物にキャストを重ねていたし、
バンコクの街も(25年前は知らないが)想像できたし。
映画の事だったんですね。
この映画見てみたくなりました。
バンコクが関係あるんですか?
バンコクを舞台にしたラブロマンスです。
そのうちDVDになると思いますし、
帰国された際にレンタルされてはいかがでしょうか?
公式サイト http://sayo-itsu.com/