ヒンドゥー教の本学習研究社このアイテムの詳細を見る |
まず、ヒンドゥー教とは何か?
これが難しい。
そもそもヒンドゥー教には経典が無い。
開祖もいない。組織的な教団も無い。
「ヒンドゥー教を定義することは不可能である。」
これはインドの初代首相ネルーの言葉である。
5000年の歳月をかけて現代に至ったヒンドゥー教は、
宗教と言うよりインドの文化、社会制度、風習であり、
インドそのものであると言っても過言ではない。
生まれながらにして持っているもの・・・
つまりインド人として生まれた事自体が、
ヒンドゥー教であるのだ。
バラモン教がそのルーツと言われるが、
これにそれぞれの地方の土着神が混じり、
仏教やジャイナ教を交えて現在に至っている。
経典:ヴェーダは尊重されてはいるが、
内容はすでにかけ離れたものである。
インドの人口のの約80%強が、ヒンドゥー教徒である。
ヒンドゥー教の神様については次回。
ネルーの「インドの発見」は読まれましたか? 私は半分で挫折しました。
インドの専門書は見栄で買いあさっていた時期がありましたが、マンガや娯楽小説に走り半分くらいしか読んでいないので、「いつかは」という宿題になっています。
ヒンドゥー教とは何か? はわかりませんが、日々の世俗的・宗教的な行動規定を含む「本来的で正しい生き方」(ダルマ)を指し示しヒンドゥー世界の価値観を律する思想書である『マヌ法典』というものがあります。
中公文庫から出ているサンスクリット原典全訳の本を持っているのですが、まだ読んでいません(爆)。
この本を読めば、ヒンドゥー教とは何か? のヒントが見つかるかもしれないと思いつつ宿題となっています。
(あとバガヴァッド・ギーターも)
ちなみにヴェーダの訳したものは何とか読みましたが、よくわかりませんでした。
いずれにしても実際にインドへ行ってみれば予備知識なんて意味がなかったです。
私は本の厚みだけでGIVE UPです・・・。
詳しい事をご存知でも、
どうか突っ込まないでください・・。
(武士の情けで。)