カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの神様】 ~ ガルーダ神 ~

2006年06月08日 22時29分59秒 | 神様・聖仙・聖者 / GOD & SAINT
ガルーダを和訳すると、鷲あたりになるようだが、
そもそも架空の生き物だし、日本語にないのがから、
どことなくフィットしない。

ヨーガにも「ガルーダ・アーサナ」と言うポーズがあるが、
「鷲のポーズ」と言われると、違和感がある。
ガルーダはガルーダ、聖鳥ガルーダなのだ。

関係ないけど「ガルーダ・インドネシア航空」を
「鷲インドネシア航空」と言ったら変でしょう?

写真は北インド、ウダイプールのシンボルである
ジャグディシュ寺院のガルーダ神。
本尊のヴィシュヌ神の正面に祀られており、
聖鳥の姿ではなく人間の姿で現されていた。

       

ガルーダが生まれた時に、母親は蛇に支配されていた。
昔、蛇族と賭けをして負けたのが原因であった。
ガルーダは蛇族に支配を解いてくれるように頼んだところ、
天界にあるアムリタ(不死の霊水)を持って来れば、
許してやると言う。

ガルーダは天界へと向かった。
途中で神々の攻撃を受けたが、はねのけた。
最後にヴィシュヌ神が現れ、戦いを挑んできた。
なかなか決着がつかなっかので、ヴィシュヌ神が言った。
「私の乗り物になれば、
 高い位につけてアムリタを分けてやろう」

ガルーダがこれを受け入れたので、
ガルーダ神となりアムリタを手に入れることが出来た。

ガルーダはアムリタを蛇族の元に届けたが、
隙を見て持ち去ったと言う。
蛇は草に付いたわずかなアムリタを飲もうと必死になった。
その時に蛇の舌は草で切れ、2つに分かれたそうだ。

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