カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの寺院】~ エーカンバラナタール寺院 ~(カーンチプラム)

2005年08月24日 20時22分59秒 | 南インド / SOUTH INDIA
南インドのタミルナードゥ州の州都チェンナイ(マドラス)から
バスで2時間位のカーンチプラムと言う町がある。
そのカーンチプラムにあるヒンドゥー教最大の寺院が、
このエーカンバラナタール寺院。

写真の様に、今は巨木となったマンゴーの木を中心に寺院を立てたと言う。
この木は、樹齢2000年(一説には3500年?)と言われている。
とても由緒があり、寺院としての風格もすばらしい。

この樹は今でも4つの味の実をつけるそうな。
①甘い、②しょっぱい、③辛い、④苦い・・・。
  (ガイドの説明による。)

             

なぜこの寺院を取り上げたか?
それは・・・インドに慣れた私が、久々にしくじった場所だからだ。
初インドで訪れた北インドの観光地で、  
ことごとくカモられた私の失敗談は、
1月あたりで記事にした。
                
南インドは北インドに比べて、カモられる事は少ない。
しか~し! 油断禁物である。

この寺院に足を踏み入れた時から、しくじっていた。
が、この時、私はすっかり油断していたので、
これぽっちも気づいていなかった。

まず寺院の入り口で男が声をかけてきた。
自分はガイドだと言う。ガイドがいるといい事もある。
なんとなく見ているよりは、
なにかしら説明があった方が数倍わかりやすい。
  (例え英語がわからなくても・・。簡単な単語なら理解できる。)
写真を撮ってもらえる。and so on....

ガイド料を聞けば「50Rs」との事。
ちょっと高いと思ったので、値切ったがビタ一文負けなかった。
仕方ないので、50Rs支払った。
詳しい説明をしてもらい、写真を撮ってもらって、 
お礼を言った寺院の出口で事件は起こった!

寺院の外に待たせておいたリクシャーの所まで、
ついて来たガイドの男はこう言った。

 男:「ガイド料を払え。」
 私:「最初に払ったじゃないか!」

すると男は遠くにいる別の男を指差して言った。

 男:「それは、あの男に渡した。自分はもらっていない。」
 私:「ダメダメ!払わないよ。」
 男:「払わないなら、事務所まで来い。」

そんな脅しに屈する私ではない。
ましてや、ここで負けてしまっては、
後から来る日本人が、なめられっぱなしになってしまう。
日本国の名誉にかけても、絶対に払うわけにはいかなかった。

 私:「私は、50Rsをあなたに払った。だから払わない。」

10分位だろうか。押し問答を続けたが、
最終的にはそのまま男を振り切ってリクシャーを走らせた。
 これは、油断した私が悪いのだが、
領収書やガイドチケットをもらわない場合には、
ガイド料は最後に支払うべきだった。

気をつけよう。南インドにも悪い人はいる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする