文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

後事を根本清樹論説委員長に託して辞任…以後、根本は「嘘にならない嘘」、つまり疑惑で苛める手法で安倍攻撃を始めた

2021年02月01日 22時51分56秒 | 全般
以下は必読の論文が満載の月刊誌テ―ミス今月号に掲載されている高山正之の連載コラムからである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を証明している。
自ら権力者と思い込む朝日新聞は「裸の王様」だ
「嘘にならない嘘」という疑惑で安倍を退陣に追い込んだ

嘘を報じ自虐史観を刷り込む
アンデルセンの寓話の一つに「裸の王様」がある。 
2人のペテン師が「愚かな者には見えない不思議の布で衣装を織る」と街々を触れ歩いた。 
王様がその噂を聞いて2人に極上の衣装を織らせる。
2人の仕事ぶりを覗いた家来には何も見えなかったが、愚か者と思われたくなくて「それはもう素敵な色合いと素敵な模様で」と王様に伝えた。 
それが出来上がり、王様はバンツー枚だけになってその見えない衣装を着て街中をパレードした。 
でも子供は正直だ。「王様は裸だ (But he has nothing on at all)」といった。市民も「王様は裸だ」とさざめき、王様は大いに恥じ入った、で物語は終わる。 
あとはどうなったか。
ペテン師2人は処罰されたのか、子供は褒められたのか、怒られたのかは書いていない。 
それとよく似た話が日本でもあった。
日本の権力者、朝日新聞大阪本社にペテン師の吉田清治が「朝日新聞がお望みの自虐史観ぴったりの話があります」と持ち掛けた。 
それが「昭和18年5月18日、吉田清治が県知事の命令で軍人10人を連れて済州島に渡り205人の女をトラックに押し込んで、女子挺身隊の名で前線に送り出した。
「軍人たちはトラックの幌の中に入り女を犯しまくった」「女たちはみな戦場で殺されました」と吉田はいった。 
朝日はGHQから日本統治を任された権力者だと思っていた。
その任務は大きい。
「日本は欧米の帝国主義と植民地主義と人種差別に終止符を打つ偉業を成し遂げた」(歴史家・アーノルド・トインビー)、
「自らを犠牲にして欧米の植民地支配を終結させ有色人種を解放した人類史上最大の大革命を行った」(スタンフォード大教授・ピーター・ドウス)といった歴史観に日本人の目を塞がせること。 
その上で「日本は侵略国だ」「悪い国だ」とした東京裁判史観を日本人に刷り込むことだった。 
ただ、そんな悪業は何もない。
あるのは米国がでっち上げた「バターン死の行進」と「マニラ市10万人大虐殺」とかの嘘っぱちだけだった。
毒ガスも生首写真も嘘だった
しょうがない。毛沢東派の広岡知男社長は本多勝一に真実などこれっぽっちもない『中国の旅』を連載させた。
その広岡を追ったコミンテルン日本代表の渡辺誠毅社長が取り上げたのが吉田清治の「済州島から慰安婦強制連行」のストーリーだった。 
書いたのは清田治史。
後で彼自身が調べたら吉田清治は名前も経歴も、もちろん彼の話も含めて真実は何もなかった。 
ただ、朝日は真実かどうかを気にしない。
清田は吉田清治の嘘をその後も書き膨らまし続けて役員になっている。 
渡辺誠毅はさらに南京攻略で先陣を切った「都城歩兵第23連隊が支那人市民を殺し回った」と生首ごろごろの写真付きで派手にぶたせた。 
さらに煙もくもくの写真付きで支那大陸での「これが毒ガス戦だ」も載せた。
これに都城連隊関係者が眦(まなじり)を決して記事の偽りを抗議した。
生首写真も蒋介石軍の匪賊征伐の写真で、朝日はそれを承知で載せていたこともバレた。 
一方、煙もくもくの写具も産経新聞が「悪い嘘だ」「毒ガスが天に昇っちゃあカラスも殺せめい」と、それが新艢河での煙幕渡河作戦の写真だと報じた。 
立て続けに偽り報道がバレてコミンテルン渡辺も辞任。
次の一柳東一郎は日本軍の話は避けて珊瑚に「KY」と落書きさせ、現代の日本人を誹謗する作戦に出たが、これもバレて一柳はクビ。 
次の中江利忠は嘘がバレずに生き残っていた吉田清治の慰安婦話を復活させて植村隆に「慰安婦が重い口を開いた」と書かせ、漢字も読めない中大の吉見義明に「軍の関与」を語らせた。 
これはうまくいった。
宮澤喜一は朝日の言いなりに「日本は侵略国家」と認め、善隣外交を確立させた。
反省を語らせようとした朝日
以降、細川護煕、村山富市と権力者朝日新聞にかしずく首相が続いた。 
それが一転したのは12年11月の日本記者会主催の党首討論会だった。 
権力者朝日新聞は星浩に次期首相となる安倍晋三にテレビ中継の中で歴代首相と変わらず朝日新聞にかしずくことを求めさせた。
とくに朝日が創った慰安婦問題の語り部になって、侵略国家としての反省を語らせようとした。 
安倍は首を振り、逆に「星さん。あれはあなたの朝日新聞がペテン師吉田清治の話を広めた結果ではないか」と糺した。
権力者と思っていた星も社長室で中継を見ていた木村伊量も腰を抜かした。 
朝日はネタが事実かどうかは気にしなかった。権力者だからそれが嘘でも押し通せると思っていた。 
それが「アンタは嘘のばら撒き屋。新聞の矜持もない。まして権力者でもない」と全国中継で木当の姿を指摘されてしまった。 
正直な子供に指摘された裸の王様は恥じ入って、いい王様になったと思われる。 
しかし、日本版の王様は恥じる様子はなかった。
安倍に指摘されて2年間、記事を再点検したら、どれもこれも全くの嘘っぱちだった。 
「嘘は認めよう。しかし権力の座は諦めない」が木村伊量の結論で、後事を根本清樹論説委員長に託して辞任した。 
以後、根本は「嘘にならない嘘」、つまり疑惑で苛める手法で安倍攻撃を始めた。 
森友、加計学園は彼らしい下衆の勘繰りだけが根拠だが、それで全紙面を使って安倍を叩き、そのストレスで病をぶり返させて退陣に追い込んだ。 
しかし再起はある。
安倍が退陣から4か月経っても未だに桜を見る会と森友と安倍の「官邸主導」を叩き続ける。 
日本の裸の王様はアンデルセンの話と違ってとても残忍で陰湿だったから「正直な子供を探し出して火炙りにしてしまいましたとさ」で、終わりそうだ。
 




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