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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

自分たちが作り上げた嘘を真実と言いくるめ、それを頑なに信じ込むという驚くべき思考と性癖を持った人間達…

2017年12月14日 19時00分20秒 | 日記

私は前章を書いていて、突然、思ったのである。

山口敬之氏に冤罪を着せて、公共の電波や記者クラブなどを使用して、彼と彼の家族の名誉と信用を甚だしく棄損し続けている女性と朝日新聞の思考、性癖は全く一緒であると言っても過言ではないことに、である。

彼女に同調したメディアや有田某と言う本当に唾棄すべき政治屋や歌舞伎町の風俗店通いの常連者で、CIAやFBIが無い日本だから、のうのうとして朝日新聞やNHKのwatcth9の連中と一緒になって政権攻撃を繰り返している前川たちは、あの女性と全く一緒の、とんでもない思考と性癖を持った人間たちなのである。

自分たちが作り上げた嘘を真実と言いくるめ、それを頑なに信じ込むという驚くべき思考と性癖を持った人間達…これ以上ぞっとする人間達は、そうそういない。


日本を代表した知性と人格に相応しく、国家経営、国家の統治については他の追随を許さない見識を持った人間だった

2017年12月14日 18時57分08秒 | 日記

芥川龍之介の警句的に言おう。

朝日新聞が安倍首相を目の敵にしている理由についてである。

朝日新聞は、戦前・戦中にかけて陸軍と共に、日本を戦争に追いやった歴史的な事実を覆い隠すために、旧軍を悪の塊のように喧伝し始め、朝日新聞のせいだったと言っても全く過言ではないのに、全てを日本軍のせいにしたのが戦後の72年間である。

先ず、私が世界で初めて告げる結論から言おう。

岸信介は当時の日本で最優秀だった人間で、常に日本国と日本国民の事を考えていた真の国士である。

日本を代表した知性と人格に相応しく、国家経営、国家の統治については他の追随を許さない見識を持った人間だった。

一方、朝日新聞とは何か?

戦前・戦中は陸軍と一緒になって日本を戦争に邁進させた。

だが、その心臓部にいたのが尾崎秀美であることが象徴している様に、彼らは国士として、そうしたのではなく、コミンテルンの思想どおりに、日本を戦争に向かわせ(対中戦争を長引かせ、米国との対立を煽り、世界有数の軍事大国だった日本が、共産主義と敵対して、ソ連を攻撃する事を、とにかく防止したと言っても全く過言ではないだろう。

つまり朝日新聞の社員たちとは、当時も今も日本国と日本国民にとって獅子身中の虫だったのである。

つまり国士どころか国賊であることを、彼らは今、様々な捏造報道等で、実証しているのである。

岸信介は真に日本最高の優秀選手であり、それだからこそ、日本国と日本国民のために、これ以上ない働きをし続けたのである。

一方、朝日新聞は岸信介には比べる事も出来ない劣等生の集まりであるだけではなく、日本国と日本国民を中国や朝鮮半島に売り渡し続けて来た売国奴そのものの人間たちなのである。

その朝日新聞が岸信介に対して右翼だとか妖怪だとかのレッテルを貼って国民を欺いたのである。

朝日新聞こそが本当の戦犯であった事を隠蔽するために岸信介を悪者に仕立て上げたのである。

これが朝日新聞の常套手段である事を知る由もなかった長年の購読者たちも、3年前の8月に、やっと、事の真実に気づかされたのである。

私は何度となく、安倍晋三は、骨の髄からの民主主義者であると言及して来た。

先日、ご紹介した月刊誌HANADA今月号に掲載された小川栄太郎氏と長谷川煕氏の対談特集には、私の言及の正しさを実証する箇所があった。

この稿続く。


AIには、因果が分からない。「鉄骨が落ちてきたら人間は死ぬ」くらいの「直近の因果」だけが分かるという

2017年12月14日 17時19分24秒 | 日記

以下は前章の続きである。

AI対局の壮大な実験 

最近私が心配していることが一つある。

AI(人工知能) の件だ。

AIには、因果が分からない。

「鉄骨が落ちてきたら人間は死ぬ」くらいの「直近の因果」だけが分かるという。

と、すれば彼は因果のない自然の時間で生きていると考えるのが自然であろう。 

あとは人間が彼に与えた、人間の時間、リニア時間をプロトコルとして持っている。

生命体ではないので、動物の時間「持続」は持とうにも持てない。 

量子物理学の時間と古典物理学の時間だけを持っていると言い換えてもよいだろう。

目を持ち、デイープ・ラーニングをするAIは分かり切った情報を古典物理学の時間に張り付けるだけなので、あまり意味はないが、便利である。 

そのようなAI棋士と、人間の棋士が戦うとどうなるのか。

人間の方は体内時間と古典物理学の時間しか持っていない。

それで向こうの方が優れていると知れば、棋士たちは因果を捨てる訓練をし始めるだろう。

すると頭が壊れていくのではないかと、私には危惧されるのである。

あるいは、AIを通じて非線形の言語を「持続」が体得するかもしれない。

SF映画の「メッセージ」では、それを古典物理学の時間に張り付けて、「ユニヴァーサル言語」と呼んでいたが、次元が異なるので「非線形言語観」で終わるのではないか。

体得しかないように思われる。

 


一つの時代に関して知見を掘りさげ、その全体について詳細に知り尽くそうとする根気

2017年12月14日 17時16分34秒 | 日記

以下は前章の続きである。

苅部直『「維新革命」への道』(新潮選書、二〇一七年)などは、森銑三さんが静かに語っていた『おらんだ正月』(岩波文庫、二〇〇三年)、渡辺京二さんの『逝きし世の面影』(葦書房、一九九八年)の小声を大声にしただけだし、日本史関連の学会で、「江戸から明治への近代連続論」が盛んになっているらしいが、歴史認識論の繰り返しでは、何の発見にも繋がらないのではないか。 

苅部の先生の渡辺浩さんが言うように、文字記録というタイムマシンに乗らなければならないのである。

「そして一つの時代に関して知見を掘りさげ、その全体について詳細に知り尽くそうとする根気」(苅部直、前掲書二七一頁)と思考の果てに直観が到来し、超越を経て、接近した向う側の根拠について漸く報告することができるようになる。

発見のない学問に未来などあるわけがない。

この稿続く。


その歴史の「因果の物語は、自然そのものとは無関係で、言葉という人間が作り出した世界」だということになれば、

2017年12月14日 17時11分22秒 | 日記

以下は前章の続きである。

人文社会科学を科学らしく 

そうすると、人間のする学問はすべて歴史学だということになる。

結果から原因にさかのぼって作られた「歴史学」。

自然科学も、例えば恒星の動きを記録して、その結果から原因である軌道をわりだすのだから「歴史学」である。

その歴史の「因果の物語は、自然そのものとは無関係で、言葉という人間が作り出した世界」だということになれば、大ごとではないか。 

新聞は最も「歴史学」らしい媒体である。

そこにあるのは、天気予報とテレビ番組欄以外、ほとんど昨日以前の歴史という他ない。

私は意地悪だが親切なので、「それでも大丈夫だよ、先見論があれば、確率的だけれど原因から始められるよ、『直観と超越』の理力があれば、向う側の根拠に接近できるよ」と、これまでこの連載で綴ってきたのである。 

十一月七日の産経新聞の拙稿「『分からないこと』を考えよう」は、そういう意味で告げたのだけれど、近代の文化大類学者たちの作った思想、「文化多元主義」「多文化主義」などの俗信で頭を一杯にした人々がひどく怒っていた。

あれは「当該文化の人が我が家で大人しくしている限り、尊重してあげよう」という程度の意味しかない。

篤信すれば、古代人の俗信の因果論とあまり変わらなくなる。 

既存の歴史観をこね回したり、思想や理念で記録を切り取って因果論を作っても、その思想や理念以上のものは出てこないことに早く気づくべきだろう。

この稿続く。


既存の歴史観をこね回したり、思想や理念で記録を切り取って因果論を作っても、その思想や理念以上のものは

2017年12月14日 15時25分42秒 | 日記

以下は前章の続きである。

人文社会科学を科学らしく 

そうすると、人間のする学問はすべて歴史学だということになる。

結果から原因にさかのぼって作られた「歴史学」。

自然科学も、例えば恒星の動きを記録して、その結果から原因である軌道をわりだすのだから「歴史学」である。

その歴史の「因果の物語は、自然そのものとは無関係で、言葉という人間が作り出した世界」だということになれば、大ごとではないか。 

新聞は最も「歴史学」らしい媒体である。

そこにあるのは、天気予報とテレビ番組欄以外、ほとんど昨日以前の歴史という他ない。

私は意地悪だが親切なので、「それでも大丈夫だよ、先見論があれば、確率的だけれど原因から始められるよ、『直観と超越』の理力があれば、向う側の根拠に接近できるよ」と、これまでこの連載で綴ってきたのである。 

十一月七日の産経新聞の拙稿「『分からないこと』を考えよう」は、そういう意味で告げたのだけれど、近代の文化大類学者たちの作った思想、「文化多元主義」「多文化主義」などの俗信で頭を一杯にした人々がひどく怒っていた。

あれは「当該文化の人が我が家で大人しくしている限り、尊重してあげよう」という程度の意味しかない。

篤信すれば、古代人の俗信の因果論とあまり変わらなくなる。 

既存の歴史観をこね回したり、思想や理念で記録を切り取って因果論を作っても、その思想や理念以上のものは出てこないことに早く気づくべきだろう。

この稿続く。


何故がっかりするかと言えば、自然の時間は次々と空間を巻き込んで消えていくのだから、

2017年12月14日 15時21分42秒 | 日記

以下は前章の続きである。

歴史という因果の物語 

大森さんは親切な人で、人々が驚いたり、がっかりしたりしてはいけないと思い、亡くなる一年前の著作、『時は流れず』(青土社、一九九六年)まで、自然の時間が流れていないことをはっきり言わなかった。

何故がっかりするかと言えば、自然の時間は次々と空間を巻き込んで消えていくのだから、ヒューム流に言えば、「自然に因果などない。あるのは出来事の連鎖だけだ」ということになる。 

では、どうして人間が因果のストーリーを必要とするかといえば、ひとえに動物の時間と人間の時間がそれを欲するからである。

「持続」は流れているから、外界から写し取ったものを人間の時間にその都度、因果関係でまとめて張り付けていかないと、何が何やら分からなくなるのだ。

古代人は、近代科学など知らないからこのダダモレを俗信や占術などの虚構の因果で防いでいる。

ゆえに今読むと、全く分からない記録もある。 

結局「歴史という因果の物語は、自然そのものとは無関係で、言葉という人間が作り出した世界から抜け出せない」ということになる。 

くわえて、人間の時間では、結果から原因にさかのぼって因果論が作られるのであり、その逆はできない。

現実はフイルムのコマのように出来事が連続して写し取られ、そこに俄かに被殺死体が映し出されると、すぐに視聴者は今まで見た映像記憶の中から犯人捜しを始めるのである。

犯人から始めることはできない。

この稿続く。


自然の時間は非連続でギザギザしているので、微分方程式が使えないからである。

2017年12月14日 15時18分42秒 | 日記

以下は前章の続きである。

自然の時間は流れない 

三番目の自然の時間が一番難しい。

ベルクソンの功績は、人間がこの時間の感覚器を持っていないことを指摘したことにあるだろう。

彼はアインシュタインと文通し、ノーベル文学賞を受賞している。

この賞は、哲学や戯曲でも取れる。

小説家だけの賞ではない。 

アインシュタインといえば、彼の相対性理論はこの時間に乗れない。

自然の時間は非連続でギザギザしているので、微分方程式が使えないからである。 

1,0,1,0,1のように、パッパパッパと消えては生まれる。

1~0~1のように溶けない。

溶けるとすれば、私の目の前の机は「有」と「無」のアマルガムのような「非有」になってしまう。 

消えては生まれるので、さっきの私はもういない。

昨日のあなたは跡形もない。

連続していたら、さっきの残像が残るはずだが、残らない。

アキレスは亀を超える。 

非連続なので、原子や分子の軌道電子が異なる子不ルギー準位に移る量子飛躍を起こす。 

ある物理系のある物理量を観測することによってその系の状態を表現する状態関数が、その量の固有関数の一つにこれまた非連続に移行する、いわゆる「波束の収縮」が生じる。 

ここの部分は、私に聞かれても困る。

物理学出身で時間論の哲学者、大森荘蔵さんの著作『大森荘蔵著作集』第八巻「時間と自我」(岩波書店、一九九九年)から引いたのである。私に量子論のことを聞かれても分かるわけがない。

この稿続く。


これは線分上に点で配されて、「過去・現在・未来」と名付けられるので、線形時間とも言われる。

2017年12月14日 15時16分05秒 | 日記

以下は前章に続く古田博司氏の連載コラムからである。

新しい時間の啓ける時

以前に話した三つの時間 

前に時間に三種類あるという話をしたので、今回はそれを洗練させておこうと思う。

動物の時間、人間の時間、自然の時間である。 

動物の時間というのは、今年のノーベル医学・生理学賞が、サーカディアン・リズム(体内時間)を生む遺伝子とそのメカニズムを発見した米ブランダイス大学のホール博士とロスバシユ博士、ロックフェラー大学のヤング博士に贈られたことで、実体は自明だろう。 

哲学では、ベルクソンにならって「持続」(durée)というが、これは外界の時空を三次元フイルムのコマのように写して、次々と脳の記憶野に送りこんでいく。

つまり流れるわけだ。 

流れない静的な時間が人間の作り出した時間である。

これは線分上に点で配されて、「過去・現在・未来」と名付けられるので、線形時間とも言われる。

これに則って作られたのが、古典物理学であり、線形で連続しているので、微分方程式に乗せることができる。 

繰り返すが、流れない。

時計が流れるように見えるのは、過去・現在・未来の線をループのようにつないで、そこに針で流れを擬制しているからにすぎない。

デジタル時計も同じで、数字をパッパパッパと変えて、動きを作り出している。

この方が便利だからだ。 

人間が作り出したものなのでルールがあり、tには地球が一回自転をする時間を二十四等分し、六十等分して六十等分した一秒が入ることになっている。

最近では、これでは○・○○○一秒のレベルまで正確には定義できないので、セシウム原子の振動の時間を定義に使っている。

この稿続く。


このような国である事が実態の中国に対して朝日新聞が安倍政権に対して捏造大報道を繰り広げるほどの

2017年12月14日 15時02分52秒 | 日記

以下は前章に続く矢板明夫氏の連載コラムからである。

中国の“記者”の祝日 

11月8日は、中国のメディア関係者の祝日、「記者の日」である。

1937年のこの日に、左派のジャーナリストたちが、中国青年記者協会という団体を立ち上げたことを記念するほか、取材第一線で走り回る全国70万人の記者の労をねぎらい、記者の権益向上を呼びかけるために、国務院(政府)が2000年に決定したという。 

2007年に産経新聞の特派員として北京に赴任した直後に「記者の日」のことを知った。

「普段は言論統制しているけれど、意外とメディアに気をつかっている」と感心した。

しかし、しばらくすると、自分が大きな勘違いをしたことに気付いた。中国当局が言っている“記者”は、政府の宣伝スタッフのことで、欧米や日本が考えるジャーナリストとは全く違う職業の人々である。 記者の日に合わせて、日本の新聞協会賞に当たる、メディア最高賞である中国新聞賞の表彰式が行われる。

しかし、選ばれるのは世の中に大きな影響を与えるスクープではなく、最もうまく共産党を称賛した記事である。

近年、この傾向はいっそう強まっている。 

3年前の2014年、写真部門の1等賞に選ばれたのは、新華社のカメラマンが撮影した「傘を差す習近平国家主席」だった。

中国の場合、同行する秘書が指導者のために傘をさすのが一般的だが、写真は習氏が雨の中でズボンの裾をまくり、左手で傘を持ち視察先の担当者の話を聞いている様子を捉えた。

“やらせ”にも見える写真だが、「親しみやすさ」をキャッチしたことが表彰の理由だという。 

面白いことに、ほぼ同じ時期、香港で大学生らが民主化を求める大規模なデモが発生した。一連の抗議活動は「雨傘革命」と呼ばれた。

インターネット上では、早速、傘を差す習氏が香港の学生と一緒にデモに参加しているように加工した合成写真が出回った。 

2017年のニュース部門の受賞作品も新華社の作品で、「杭州で開催された20力国・地域(G20)サミットに出席した習近平主席の80時間」と題する長文記事だった。

一読したが、習近平への賛辞で埋め尽くされ、どこがニュースなのか全くわからなかった。 

数年前、仲良くなった中国新聞賞の審査委員と一緒に食事した際、「どのような基準で選考をしているのか」と聞いたことがあった。「まずは文章に品位がなければならない。誤字脱字、句読点の間違いなど小さなミスがあれば選に漏れる」といわれた。

「まるで文学賞の選考だ」と思った。 

同審査委員によれば、候補となった記者と所属メディアから裏工作が凄まじく、朝から電話が鳴りっぱなし、現金入りの無署名の封筒が自宅の郵便ポストに投函されたこともあったという。

「誰が送ったのか分からないし、怖くなってすぐに記者協会に報告した」と言って笑った。 

中国新聞賞を受賞すれば、その記者の運命は大きく変わるという。

授賞式が終われば、地元の共産党宣伝部の幹部に任命されることが多い。

運良ければ、地方指導者に抜擢される可能性もある。

例えば、中国経済新聞の記者だった度震氏が中国新聞賞を受賞後に官僚となった。

広東省宣伝部長在任中の2013年、管轄下にある改革派の新聞「南方週末」が新年号の社説の差し替えを強引な形で命じたことが波紋を広げた。

全国で約3000人のメディア関係者が抗議し、直氏の辞任を求める騒ぎになった(南方週末事件)。

しかし、庚氏はその後も出世を重ね、いまは閣僚級の党中央宣伝部副部長となった。 

一方、直氏の辞任を求めた記者たちは、降格、辞任に追い込まれた人が多く、別のメディア弾圧事件に巻き込まれ、投獄、精神病院に送り込まれる人もいる。

権力と戦って弾圧された中国の記者たちは、「記者の日」についてどう思っているだろうか。

*このような国である事が実態の中国に対して朝日新聞が安倍政権に対して捏造大報道を繰り広げるほどの独裁政治反対キャンペーンを繰り広げたなどという紙面は誰も目にしたことがないのである*

 

 


私は、ロシアの行為が選挙結果を左右するほどに票を動かした、あるいは少しでも動かした証拠があるとは思わない。

2017年12月14日 14時52分41秒 | 日記

以下は前章に続いて掲載されている島田洋一氏の連載コラムからである。

カーター元大統領の良識

カーター元大統領と言えば、「史上最低の大統領にして史上最低の元大統領」と米保守派が批判してきた存在である。

現職時代の内外政策もひどかったが、退任後の個人外交もひどいという意味である。

日本で言えば、鳩山由紀夫元首相のイメージになろうか。 

ところが、そのカーターがニューヨーク・タイムズ10月21日付インタビューで語った内容は、保守派が拍手を送り、リベラル派が舌打ちするものとなった。 

カーターはまず、ロシアによる選挙干渉疑惑(ハッキングによる民主党幹部のメール流出など)に関し、「私は、ロシアの行為が選挙結果を左右するほどに票を動かした、あるいは少しでも動かした証拠があるとは思わない」と言い切る。

「私たち夫婦はサンダースに投票した」。

すなわち結局のところ、ヒラリーに魅力がなかったというわけである。 

続いて主流メディアの報道姿勢に触れ、「メディアは、過去のどんな大統領に対してよりもトランプにきつく当たってきた。何を言ってもいいという感じで、精神異常だ何だと平気で口にする」とその行き過ぎをたしなめる。 

さらに全米各地で進む「差別的」像の撤去について、「(南北戦争時の)南部関係者の銅像撤去が続いているが、私にとっては難しい問題だ。私の曾祖父は、ゲティスバーグの戦いを南部側で戦った。

私は、ストーン・マウンテン(カーターの地元ジョージア州にある。山腹に南軍のリー将軍ら3人の像が彫られる)に人種差別的意図を感じたことは一度もない。

黒人たちの嫌悪感は分かるが、しかるべき説明文が付されていれば

何も問題はないと思う」と語る。 

米左翼は、ワシントンやジェファーソンら「建国の父たち」に関しても、奴隷所有者であったことを理由にその顕彰は問題だとする。

一方保守派にとっては、独立宣言を起草したジェファーソン、独立戦争の最高司令官、憲法制定会議の議長、初代大統領を務めたワシントンはまさに保守すべき建国精神のシンボルである。

銅像問題の背後には、アメリカという国の存在の正統性をめぐる政治闘争がある。 

なお、奴隷解放と統一維持を象徴するリンカーンについても、解放後に黒人をアフリカに戻す案に賛成していたとして、批判する声が左翼内にある。

一方、像の撤去を巡って死者を出す騒ぎも起こったリー将軍については、故郷バージニアが南部連合に属したため南軍を率いることとなったが、本人は分離に強く懐疑的で、戦後は南北融和に尽くしたと一定の評価を与える史家が多い。

カーター発言は、単純な歴史理解に警鐘を鳴らしたとまでは言えないにしても、リベラル派の同志たちに歴史戦における自制を説いたものと言えよう。

カーターはまた、相当数のブロ・フットボール(NFL)の選手が昨年来、警察の人種差別への抗議などとして国歌演奏中に片膝を付いている問題に関し、「別の形で抗議すべきだと思う。国歌が流れる間はすべての選手が起立している姿を見たい」とも述べる。 

NFLはこの問題の発生以来、保守層の球場離れが続き、テレビ視聴率も顕著に低下した。

自身熱烈なファンだったが見なくなったという人気ラジオ・ホストのラッシュ・リンボーは、「『手を挙げた、撃つな』の標語を生んだ2015年のファーガソン事件。その白人警官が丸腰の黒人少年を射殺した云々は、メディアによる近年最も成功した嘘だ。私は球場の光景を悲しく思う。選手たちは、嘘に踊らされ、自ら顧客を遠ざけている」と語る(上記事件の詳細については本誌2015年11月号掲載の拙稿参照。州当局の再検証に続き、オバマ連邦政府による再々検証でも、当該警官の行為は正当防衛との結論が出ている)。 

抗議するのはよいが、球場で国旗国歌に対してではなく、別の場で別の形を考えるべきというカーター発言は、ここでも常識的世論を代表したものと言えよう。

こう書いてきて、冒頭でカーターと鳩山元首相を並べたのは、カーターに対して失礼だったと思う。


韓国はトランプ米国大統領が訪韓した際、晩餐会に「独島エビ」を出し、元慰安婦を忍び込ませるような国だ。

2017年12月14日 14時44分40秒 | 日記

以下は月刊誌正論今月号の冒頭部分に八木秀次氏が連載しているコラムからである。

このコラムを読んで、朝日新聞と韓国の妙な符牒に、薄気味の悪さを感じるのは私一人ではないだろう。

見出し以外の文中強調は私。

天皇陛下韓国ご訪問への露払いか

10月30日付の朝日新聞の1面トップに奇妙な記事が掲載された。〈「中国訪問はよかった」/皇居・御所で開かれた数年前の食事会の席上。天皇陛下は1992年の中国訪問を振り返り、宮内庁関係者にそう明かした。〉と書き出す。〈訪中の評価は今も分かれる。天皇陛下自身、周囲に尋ねたことがある。〉としながら、当時、外務省アジア局長として訪中に関わった池田維氏が2000年、天皇、皇后両陛下がオランダを訪問された折に駐在大使として朝食を共にした際、陛下から「中国訪問はよかったと思いますか」と尋ねられたことを紹介している。その2年前に来日した江沢民国家主席が日本の歴史認識について批判し、日中関係がぎくしゃくしていた時期だったとする。 

ほぼ同じテーマの記事が産経新聞今年1月3日付に掲載されている。

銭其珠元中国副首相が、後年、回顧録に「日本の天皇がこの時期に訪中したことは、西側の(天安門事件への・八木注)対中制裁を打ち破る上で積極的な役割を果たすものだった」と記したことを紹介。

中国側は「陛下に来てもらえれば、感情的なわだかまりは終わる」

としきりに主張したにもかからず、来日した江氏が歓迎の宮中晩餐会で陛下を前に「痛ましい歴史の教訓を永遠にくみ取らなければ

ならない」と述べたことを紹介した後、〈当時の関係者は「陛下は数年後、私の中国訪問は良かったのだろうか、と話されていた」と打ち明ける。〉と記している。 

私もかつて皇室関係者から天皇陛下がご訪中を後悔されているとお聞きしたことがある。

朝日・産経の2000年の時点での陛下のお考えについての情報源は同じと思われるが、どちらが正しいのか。

陛下が2000年の時点では正しかったのかと迷われていたが、数年前には「よかった」と思い直されたということなのか。 

朝日の記事は2面に続き、〈1992年、天皇陛下の訪中をめざした宮沢喜一内閣が直面したのは、国内の激しい反対論だった。〉と書き、「保守強硬派」が反発したことを記す。

その上で〈当時の政府関係者の間では天皇訪中は成功だったとの評価が定着する。〉と述べる一方で、〈だが、保守派には今も不満がくすぶる。〉と書いている。

ご訪中について保守派は当時、反対し、今も不満があるが、当時の政府関係者は成功だったとし、何より天皇陛下が「よかった」とおっしゃっているという内容だ。 

問題は、最後の方で〈訪中とともに懸案とされてきた天皇訪韓は、いまだ実現していない。〉とも記していることだ。

この記事が掲載された1030日、歩調を合わせたかのように、韓国の康京和外相が韓国の国会で「天皇の訪韓が実現すれば、両国関係の発展のために大きな契機になると評価している」と発言している。李洙勲・新駐日大使も1031日、「天皇の訪韓が実現すれば韓日関係の発展に非常に重要な意味を持つだろう」と日本の記者らに述べている。

朝日の記事は天皇陛下ご訪韓への露払いではないのかと疑われる。 日本の週刊誌『女性自身』は2014年9月4日、外務省の鶴岡公二総合外交政策局長(当時)に天皇陛下から「いつか私たちが、かの地を訪れることができるようになればよいのですが。これからも日本と韓国が友好な関係を保てるよう願っています」とのお言葉があったと伝えている。

真偽不明だが、私のところにも陛下が退位なさる前に一連の戦没者慰霊の旅の最後として韓国訪問をなさりたいとの強いご意向がおありとの話が伝わってくる。 

韓国の聯合ニュースは昨年8月8日の陛下のお言葉について〈「彼(天皇)は日本が起こした侵略戦争で苦しんだ国や激戦地を回って犠牲者を慰霊し、平和と和解のメッセージを送った。韓国訪問は宿題として残った。〉と伝えている。

問題は韓国への「平和と和解のメッセージ」とは何を意味するのかということだ。 

韓国はトランプ米国大統領が訪韓した際、晩餐会に「独島エビ」を出し、元慰安婦を忍び込ませるような国だ。

陛下のちょっとした言動を捉え、謝罪されたかのような演出をするだろう。

治安も心配だ。

伊藤博文の暗殺犯、安重根を国家英雄とする国だ。

駐韓米国大使が刃物で切り付けられ、重傷を負ったのは3年弱前のことだ。

朝日はご訪韓への反対意見を陛下の「ご意向」でねじ伏せるつもりなのか。

 

 

 

 


The theme of the meeting that the world watched was a story about drugs and shoplifting

2017年12月14日 11時31分21秒 | 日記

Through my many chapters, people around the world should be convinced that Takayama Masayuki is the one and only journalist in the postwar world.

The following is the continuation of the chapter introduced the other day.

It is from the column he is serializing at the beginning of monthly magazine Sound Argument,

Even reading this final chapter will make it obvious that he is the one and only journalist in the postwar world.

Emphasis in sentences other than heading is me.

For example, Taliban comes out for opium

In previous Pakistan it was treated as a medicine.

When headaches a small amount of raw opium, slurp into the ear, the pain disappeared just like a lie.

Bayer AG, a German company that focused on its efficacy, refined opium and released antitussives.

Product name is heroin.

Eventually, more people used it differently, eventually banning manufacture and selling in international treaties.

Then bad people come out.

Opium from the golden crescent moon from Afghanistan to Iran flowed to Europe and was purified to heroin.

A slightly brown product was called Persian Tan in accordance with the production area.

Meanwhile, behind the Indochina Peninsula, the poppy from the Golden Triangle was brought to China and purified to heroin.

The Chinese people imitate everything.

It is said that creativity is zero, but in bad things extraordinarily, the head works.

Green Gang's boss Du Yuesheng succeeded in purifying complex heroin purification process with breakthrough simplified procedure.

It was called ‘No 4’ in the world.

The wickedness of the Chinese did not stay there.

They created a synthetic heroin (acetyl · fentanyl) that is 50 times stronger than heroin.

It was called China White for Persian Tan, and expanded its marketing route especially in the US drug market.

That ‘50 times power’ is terrible.

River Jude Phoenix of the movie ‘Stand by me’ who died taking it, and now smuggled by airmail from China, ‘46,000 people are dead every year by China White’, The New York Times reported.

In the Vietnam War 50,000 people died in five years.

Chinese synthetic heroin has five times the destructive power.

It's an amazing number.

So, Trump is in talks with this time of Xi Jinping,

In priority over such issues as North Korea problem, foreign exchange operation problem, and so on,

'We strongly urge China White to prohibit exports to the United States'.

Trump at the summit meeting in shoplifting of three basketball players of UCLA who was arrested in China authorities ‘to request a quick resolution, Xi Jinping was also promised a fair and rapid measures.’

Because of the question was sealed at all at press conference after the summit meeting it does not know if Trump condemned Xi Jinping as drugpusher.

The White House has not revealed the exchange, but the Electronic version of the Washington Post reported that Trump at the summit meeting in shoplifting of three basketball players of UCLA who was arrested in China authorities ‘to request a quick resolution, Xi Jinping was also promised a fair and rapid measures’.

The theme of the meeting that the world watched was a story about drugs and shoplifting.


創造力はゼロと言われるが、こと悪事では滅法、頭が働く。

2017年12月14日 10時47分37秒 | 日記

高山正之が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事は、私の多数の章を通して、世界中の人が納得しているはずである。

以下は、先日、ご紹介した章の続きである。

彼が月刊誌正論の巻頭に連載しているコラムからであるが、

この終章を読んだだけでも彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事は一目瞭然だろう。

見出し以外の文中強調は私。

阿片は例えばタリバンが出る   

前のパキスタンでは医薬品として扱われていた。 

頭痛のとき生阿片を少量、耳の裏に摺り込むとホントに嘘みたいに痛みが消えた。 

その薬効に目を付けた独・バイエル社が阿片を精製して鎮咳薬を発売した。

商品名がヘロイン。

やがてそれを別な使い方をする人が増え、ついには国際条約でその製造も販売も禁止された。 

そうなると悪い連中が出てくる。

アフガンからイランにかけての黄金の三日月地帯産の阿片は欧州に流れ、ヘロインに精製された。

やや褐色の製品は産地に因んでペルシヤン・タンと呼ばれた。 

一方、インドシナ半島の奥、黄金の三角地帯産のケシは支那に運ばれてヘロインに精製された。 

支那人は何でも模倣する。

創造力はゼロと言われるが、こと悪事では滅法、頭が働く。 

青幇のボス杜月筮は複雑なヘロイン精製工程を画期的な簡略手順で精製するのに成功した。

世に「No4」と呼ばれた。 

支那人の悪知恵はそこにとどまらなかった。

彼らはヘロインの50倍も強い合成ヘロイン(アセチル・フェンタニル)を創り出した。

ペルシヤン・タンに対してチャイナ・ホワイトと呼ばれ、とくに米国の麻薬市場で販路を拡大していった。 

その「50倍の威力」は凄まじい。

映画「スタンド・バイ・ミー」のリバー・フェニックスがそれで死に、今も支那から航空便で密輸入されるチャイナ・ホワイトによって「年間4万6000人が死んでいる」とニューヨ・クタイムズが伝えた。 

ベトナム戦争では5年間で5万人が死んだ。

支那産の合成ヘロインはその5倍の破壊力を持つ。

驚くべき数字だ。 

で、トランプは今回の習近平との会談では北朝鮮問題、為替操作問題などより優先して「チャイナ・ホワイトの米国への輸出禁止を強く要請する」(同)という。 

首脳会談のあとの記者会見では質疑が一切封じられたから、トランプが習近平を麻薬密売屋と非難したかどうかは分かっていない。 

ホワイトハウスもそのやり取りを明かしていないが、ワシントンポストの電子版がトランプは首脳会談の中で万引きして支那官憲に逮捕されたUCLAのバスケットボール選手3人の「迅速な解決を要請し、習近平も公正で迅速な措殼を約束した」と報じた。 

世界が見守った会談のテーマはヤクと万引きの話だったんだ。


週刊新潮等が報道した、事の真実に、少しだけ追随したかのような特集を組んでいた。

2017年12月14日 10時43分05秒 | 日記

読者はご存知のように私は本当に長い間、週刊朝日の購読者でもあったが3年前の8月以来、AERAともども定期購読を停止した。

以来、ごくたまに医院の待合室で読んだりするだけだったが、今回、ひょんなことで、インターネットで会費を支払えば全雑誌が読めるサービスに入会した。

流石に週刊朝日も、この件では、報道しないわけにはいかないと思ったのだろう。

週刊新潮等が報道した、事の真実に、少しだけ追随したかのような特集を組んでいた。