娘が保育園の年中さんの時に初めてチョコレートを渡したいと言うので、近くのスーパーでチョコを選びました。当時、営業の仕事をしていた私は保育園のお迎えはいつも一番最後で、１８時過ぎに車で迎えに行くとその足で１９時で終わってしまう近所のスーパーに駆け込み食材をカゴに投げ入れるような状況だったので、チョコ選びも大慌てで、のんびりやさんの娘をあおり何個か良さそうなのを見繕って、後で選ばせる事にしました。ただ翌日がバレンタインだったので渡す手段も機会もありません。結局保育園のクラス名簿を見て渡す相手の住所を調べると言うことに（個人情報保護法がない時代のお話）ところが娘に渡す相手を聞くとなんと５人も居て、買ったチョコレートが足りなくなる結果になりました。不足分は買い足す事にして翌日の晩、保育園の帰り道に調べたお宅を車で巡るというまるで気分はサンタクロースです。暗い夜道をさまよい、うちに戻れば既に２１時！お腹が空いたとごねる娘に「誰のせいでこうなったのよ」と呟きながらいつもより更にバタバタと帰宅したのを思い出します。
さて明日、ご来店の方には今年も小さなチョコレートをお渡しします。日頃の感謝を込めて。