goo blog サービス終了のお知らせ 

七草農場Blog

中央アルプスの麓で、夫婦2人有機農業に奮闘中!

手前味噌

2006年11月15日 | 農家ごはん!
 発酵 発酵 発酵

 発酵食品は 日本の元気

 じっくり ゆっくり 熟成しました


 2月に仕込んだ味噌を最近になって食べ始めた。
1年は寝かさないとしょっぱいだけ、と言う人もいる
けど・・・手前味噌ですが、おいしいのです。

きっとこれからどんどん味噌の味も変化していくはず。
発酵食品はそれが楽しい。

 近所の人にあげたら、その息子やら娘やらも買いに
来てくれたりして、友人のお土産に、とまた買いに
来てくれたりして、一家みんなでうちの味噌を食べて
くれている、なんていう嬉しいことも。

 米も新米はぴかぴかで、もちもちしておいしーい。
味噌と米さえあれば、金はなくとも死にゃしない。

 おいしいななくさの味噌と新米、好評販売中です。
・・・と最後は宣伝。



すいか

2006年09月01日 | 農家ごはん!
 今年、すいか作りに再挑戦した。
去年は苗は割といいものが出来たのに、ほっぽらかし
過ぎて、草に埋もれておいしく出来なかったので。

 しかし今年の苗は実に貧弱で、まあ自家用だしね、と
植えてみる。小玉すいかと縞紅すいか、という大きいすいか。

 結果は・・・・豊作!!
縞紅すいかはあんまりうまくいかなかったけれど、小玉すいか
はじゃんじゃん出来て、お客様に出したり、近所の人に差し上げ
たり、買ってくれた人からは「あんなにうまいすいかを食べたこと
がない!というくらいおいしかった!」と言ってもらい、
それはいくらなんでも褒め過ぎでは・・・??と思いつつ
嬉しくなる。

 甘くておいしいすいか。毎年少し作って楽しむ、こんな作物
も大切にしたい。
楽しむ気持ちと余裕はいつも少し持っていなくっちゃ!

 長野は早くも朝晩は秋の風が吹き始めた。あっという間に
あの寒い寒い冬がやって来る。
去っていく夏を惜しみつつ、今日もおやつはすいかを食べよう!


晩ごはん

2006年07月14日 | 農家ごはん!
 昨日の晩ごはん。

試し掘りした新じゃがのポテトフライ、パセリを散らして

セロリと豚挽肉の佃煮風

きゅうりの甘酢漬け

蒸し野菜、にんにく味噌ごまだれをかけて
(ズッキーニやキャベツ、にんじん、いんげんなどなど・・・)

ごはん

とビール。


豚挽肉と調味料以外はぜーんぶうちの畑から採れたもの。
にんにくやごま、米まで自給できているのが嬉しいところ。
採れたての旬の野菜を、おいしい調味料を使ってシンプルに
料理する。

我ながらおいしいごはんだった!

手作り!

2006年06月30日 | 農家ごはん!
 百姓の基本は手作りだ!

 近所のおばあさんにここ最近続けて手作りの柏餅
を頂いた。庭にある柏の木の葉を使い、自家製の小豆
入り、近くで採ったヨモギの葉を混ぜた草餅になって
いる。形は無骨な感じだけど、それもまた味があって、
食べるととっても香りが良くておいしい。

 我が家の裏にもどっしりと柏の木。これは作らない手
はない!!
冬でもまっ茶色になった葉が残るこの木を、今までなんと
なくうっとおしく思っていたけれど、急に身近で大事な木に
見えてきた。

早速柏餅作り。

と言っても、七草農場の小豆は去年鹿に食べられてしまい、
ちょっとしか採れなかったので、もう在庫ゼロ。
市販の小豆で我慢する。
蒸した米粉であんを包み、裏から採って来た柏の葉で包む。
思ったよりも難しくて形は更に無骨さを増していたけれど、
なんだか手作りは嬉しくなる。

 「この季節に必ず作るよ」

というおばあさんの言葉。
季節のこんな恒例行事?がここにはまだ色々残っている。

梅干し、近くで採れるくるみを使った五平餅、野沢菜漬け、
干柿、栗の渋皮煮、たくあん・・・。

手作りって買ってきたものとは違う味がある。
喜びもひとしおだ。

私もこれからこんな恒例の手作り行事をどんどん増やして
豊かになりたい。

 百姓の基本は手作りだー!!!


のこりもの

2006年03月17日 | 農家ごはん!
 今日の夕飯の一品は残り物で揚げ餃子。
餃子の皮が少し残っていたので。

 中味も、冷蔵庫を前にうーん?と考え、
たくさんある長ネギを刻み、角チーズと、
残りごはんを少々、味噌とマヨネーズで
和えたものを包んだ。

 出来上がりを食べてみると、夫曰く
「グラタンみたいな味だ」
「あと10個は食べられる」
と言っていたので結構好評だった?よう。

 小さい頃から料理が大好きで、台所に
いる母親にくっついては手伝ったり、
鍋に残ったものを味見したり・・・が
大好きだった。

 そんな私の得意料理は、全然おしゃれ
じゃなくて、「家庭料理」という感じ。
台所の残りもので、ささっと、という
主婦の典型みたいな料理。

 農業を始めて、自家用になってしまった
野菜を前に、いかに無駄にしないか、色々
頭をひねる。

 冬越しのほうれん草が私を待っている!
どうやって食べようかな?
こういうのが料理のおもしろさの1つ。

 食べるって楽しい、おいしいと言って
もらえると嬉しい。
 
 おいしい野菜作りを頑張ろう。

発酵にはまっています~味噌作りに挑戦!~

2006年03月10日 | 農家ごはん!
 おとといから味噌作りに初挑戦。
自分達の作った大豆、米を使って、
麹も作る究極の?自家製だ!
 自家製は時に大変だけれど、思い入れが
やっぱり簡単に買ったものより何倍も深く
なる。

 小さい頃、母親が作っていたのをぼんやり
と覚えているけれど、自分でやるのは初めて。
記念すべき第1回目の挑戦はまずは麹作り
から。
「麹は難しい」
「麹屋でも失敗する」
などなど色々聞かされていたので、かなり
どきどき、ここ数日麹のことばっかり
考えていた。

 蒸した米にこうじの菌をふりかけて温度管理、
心配で何度もチェックする。
「子供育ててるみたいやなあ」と言われたけれど
本当にそんな感じだ。
だから無事にこうじ菌が米にまわって白くなって
きた時には感動、麹作りって面白い!!興奮した。

 もう亡くなってしまった大家さんのお父さんも
味噌を作っていたようで、物置に大きな鍋があった。
昔はみんな手前味噌を作っていたようだ。
その鍋をお借りして、大豆をぐつぐつ。
(写真。愛犬まめたろうも後ろで見学中)

 塩をまぜた麹とつぶした大豆をよく混ぜて、
おいしくなあれ!と樽に詰めていく。
夏の土用の日までこれで置いておく。

味噌の近くでは喧嘩は禁物!楽しく、笑って
微生物が気持ちよく発酵していくように
しなくてはいけないらしい。

そういうのってなんだか楽しい。
なんでもそうなんだろうけれど、作り手の気持ち
がそのものにも移っていくんだろうな。

どうかおいしい味噌が出来ますように。


 麹作り、味噌作りの他にも、漬物、
発酵の堆肥作り、土作り、おいしいパン
が食べたくて、現在発酵中のりんごの
天然酵母・・・数え上げればきりがない
ほど、私達の生活の中には微生物が深く
関わっているんだなあと、改めて気付く。

 発酵にますますはまりそうです。








五目煮

2006年03月05日 | 農家ごはん!
 昨年苦労して収穫した大豆で五目煮を作った。
今回は、大豆、にんじん、大根、こんにゃく、
油揚げ、だしは昆布で。
 夜にストーブの上でことことゆっくり煮る。

 こんにゃくと油揚げ以外の3目は自家製。
安心して食べられるおいしいものが、
たくさん家に溢れているのは、農家になって
よかったことの1つだ。


 大豆はカルシウムやコレステロール値を下げる
レシチン、老化防止の大豆サポニン、最近話題の
イソフラボンなど、いろーんな栄養素を含んで
いる万能選手。

 なんとなく豆の料理は面倒で、今まであんまり
してこなかったけれど、やってみると意外と
簡単に火も通るし、とってもおいしい。
これからもどんどん作ってみよう!

 もうすぐこの大豆を使って、手前味噌を仕込む
予定。初挑戦の今年は慣れないことばかりで
今からどきどきしている。

 今まで納豆と豆腐、味噌くらいしか大豆を
食べる機会はなかったけれど、もっと大豆と
親しくなろう!

 おいしい料理法があったら、教えて下さい。



 

 

干し柿

2006年02月15日 | 農家ごはん!
農業を始めてから、いろいろ加工品を作るようになりました。
干し柿も、今年の秋に挑戦したものの1つ。

皮をむいて、軒先に吊るして干した後、しばらく藁にはさんで保存します。
そうすると、とってもきれいに粉がふくのです。

藁って不思議!!

藁は刻んで肥料として撒く他に、干し柿に使ったり、縄として使ったり、
野菜の保存や、育苗にも使ったり、と大活躍!

昔は家の材料にも使っていたし、藁は本当に万能です。

今は稲刈りの時に藁も一緒に細かく刻んで畑に撒いてしまう
農家が多いのです。もったいないなあ・・・。