「スターリンの葬送狂騒曲」を見ました

2018-08-29 21:41:30 | 映画2018
スターリンが急死した後の側近のバタバタを描いた映画なのですが。
予告より笑えなかったけど(もっと、ちょーコメディな雰囲気の予告だった!)
思ってたよりは笑ってしまった。



ソ連ってちょっと前まであったよね!(私の初めての海外旅行は「北回り」とか「南回り」とかあった時代の話だ)ぐらいの知識なので、ジタバタしているオジちゃんたちの殆どが知らない名前…。
この中で最終的に台頭してくるのは、きっとアノヒトなんだろうけど、どこまで描くのかなぁ、と思いつつ見ていました。

それにしても。
ソ連の笑い話で、なんでもかんでも体制に逆らうと殺されちゃう的な話が、たくさんあるけど
本当にそんな時代だったんですね。
しょっちゅう鳴ってるピストルの音とか、逮捕(で良いんだろうか)者リストの紙の長さとか、なんですかね、あれ。
いきなり家の前に自動車が止まって、(わけもわからず)自分を捕えに来るのって怖すぎる。
まあ、映画の中では、それすらも笑いにしちゃってて、うひゃあってなったけど。

ともかく、主要人物はみんな悪い奴ばっかりでしたよ。
その中でも、コイツが特に悪い奴だー!みたいに描かれていた人も、コイツ、ちょっと可哀相…みたいな人も
殆ど変わらない。みんな平気で人殺しが出来ちゃう人達でした。

なので。
どんなに足掻いてのし上がっても、結果的にあんまり変わらないのは、歴史的事実。
この後、ソ連、なくなっちゃうんだよねぇ…と思うと、殺されちゃった市民とか、本当にもうなんだかって気がします。

ころされちゃった、と言えば。
スターリン家の使用人の人たちって、車で運ばれた場面があったと思うのですが、その後はやっぱり…なんでしょうか。まさかそんなことになるとは思わず、まじめに働いてた…んだよねぇ、きっと。なんだかなぁ。


見終わった後、意外にどんよりしなかったのですが、あとで良く考えると
かなり重い話でしたよ。
傑作と言えば、そうなのかもしれない





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 満月 | トップ | 「悪人かヒーローか」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画2018」カテゴリの最新記事