天下布武はじめました:吉野熊野公園からアタテュルク像へ

2021-12-07 11:11:11 | 畿内・近畿旅行

 

暑さも落ち着いた日没前、人もほとんどいなくなった橋杭岩を眺めつつしばしまったり。

 

 

うーし、それじゃあ寝床の移動ついでに最後の目的地を訪れとくか。

 

 

犯人は・・・あなたです!

 

というわけで最後の目的地は「サスペンス劇場に出てくるあの崖」だが(AVに出る「あのプール」のノリw)、よー考えたらサスペンスの時って夜の崖で推理を開陳した場面は見たことないな。まあ絵的に映えないのと、犯人に滅殺されるリスクが高い状況は選ばないだろってのと、警察の定時を過ぎている(んなわけない)といった事情なんだろう(・∀・)

 

 

あれは、耶律阿保機ですか?いいえ、

 

 

ケマル・アタテュルクですよ(民族違い)。

 

説明書きでは、列強進出の中で崩壊していくオスマン帝国がセーブル条約でいよいよ末期的状況になる中で、イズミルにてギリシア軍を撃退、トルコ共和国を建てソ連への接近をちらつかせながら連合国側とローザンヌ条約を結んで現在のトルコの地位を確立していった功績が語られている(まあそういう中でアルメニア人の弾圧なども生じたわけで、一面的に善と評価するのが単純すぎるのは言うまでもない→国民国家の形成に関する話)。もちろん、国際関係だけでなく、文字改革や宗教の世俗化を始めとする国内の近代化政策も重要である。

 

でまあそんなアタテュルクと、オスマン帝国時代の出来事であるエル・トゥールル号のエピソードが並べて語られていますよと。これは2010年に建てられたものだが、果たしてそれ以降エルドアン政権の下で元で変化しつつあるトルコをアタテュルクならどう評価するだろうか、と考えてみるのも興味深い(そういや2004年にトルコを旅した時は、「トルコの人ってスレイマン・デミレルとかはどう評価してんの?」と聞いたりしてたなあ・・・)。

 

時間があればもう少しゆっくりするところだが、あいにくともう19時を過ぎているので、さっきの岩礁を思い出して確かにこの辺は座礁しそうな場所だなあと考えつつ、移動を開始した。


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