いい高校→いい大学→いい会社→定年
という流れがもはや幻想にすぎないとわかっていたとしても、結局のところそれ以外の選択肢を試す機会が少なかったり、あるいは与えられてもそれで失敗した場合にドロップアウト組として社会に復帰しづらいシステムを採用し続ける限り、リスクヘッジに走る人間の数を減らすことなどできはしないのである。
というのも、考える人ほどシステム合理的に振る舞おうとする傾向が避けられないからで、この中でレールに乗らない人間は思考力のないただのバカか、あるいは単なる天の邪鬼ということになりがち(見られがち)なのである。
よって、口当たりのいい事を言う暇があるなら、それに見あった試行錯誤と復帰を許容するシステム作りに取り組む方が先決であろう。
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