狂気のフラグメント１

以前覚書の重要性について述べたが、例えば自分の場合だと携帯やメモ帳は言うまでもなく、それが無い場合でもレシートの裏だとか飯屋のアンケートハガキに書くなど、とにかくすぐに記録することを習慣づけている。客観的に見てかなり異常だと感じるが、思いついたその時に書かないとすぐに忘れる性質で、しかも忘れたからといって一度通り過ぎたものをトレースするのはひどく苦痛な作業なのだ。それに書くことは単なる備忘録ではなく、思いつきを(頭の中にあるよりは)客観的なものとして引きずり出したり、また文字にすることで内容が深化したり広がったりするという効果がある。そういうわけで(？)、6月ぐらいからかなり溜まっていた携帯に記録した覚書(というかガラクタ)を載せてみようと思う。各段落の頭にあるのはメールの題名欄に書いたもので、ひとまとまりで一通のメールである(もっとも、内容に統一性があるわけではないが)。なお、特に断りがない限り[　]の中に書かれた内容は現時点の注である。


＜吾妻鏡北条氏正、源氏悪＞
[東方シリーズの]弾幕と盲点…避けようと右往左往、動かないのが正しい、スピードの中でできるか？(＝社会・時代の移り変わりを見極める眼)、自慰ロボトミー、毒キノコ、寝る＝リセット・何度も別人に、ルネサンスと「理性」、金は使うもの貯めるものという強迫観念、上横手雅敬、源義経、平ライブラ、レコバ、[ボニファティウス８世の]憤死強調の意味、アニム虐襲、ステンドグラス[に心が惹かれるのはなぜか]、身近な死と遠い死、見つめる時間だけは長くなる、他の神を否定する姿勢に反発する？さよなら2001年より。神とは許すものだという無意識的な理想…現世利益的、困った時の～→実際には許さざるが宗教の実態。教義と現実(exキリスト教、イスラム教)、哲学と民衆の思想


＜生演奏は身体で聴く感じ＞
快楽原則の研究、建築や色など、数分で忘れる、全てはHe says that～.It is said that～。午後のcorder.[ひぐらしの]社会問題が扱われていることを理解しつつも自分がそういう側面が嫌だから見ないというのならわかるが、作品の方が変質したというのは正しくない。ふたなりは中性ではなく女性だという根拠。例えば同人だと、女性にあれが生えてふたになるという展開がある。しかし一方で、男性にあれがついてふたになるという展開はない。彼がどれほど中性的だったり美男子であってもだ(理由は気持ち悪いからだろう。[もちろんキャラの性別自体をいじる方法もあるが、その場合女性化はしてもふたなり(＝女性化butあれはそのまま)になったのは見たことがない]。


亜由美とデラグラント
誰でも信頼する人間の信頼に何の意味がある？[東方シリーズの]リプレイは先人の偉業…[※]、汁だく接待、必要なのは有能さよりも際限の無い消費の欲求を持っていること、それを刺激するよう教え込めば働く人間が出来上がるだろう[物欲がなければサラリーが少なくても満足する。老後を早いうちから考える人間などそう多くはない]、他人の精液が気持ち悪い＝他人の排泄物が気持ち悪いのと同じ、女性のそれに興奮するではないかという反論が出るかもしれない。なるほどゲイにならその論は適用できるかもしれないがストレートな人間には…。デラ・グラント2000年＝世紀末。西暦にどれくらい意味があるかは疑問、家族計画…感動したというには問題が多いが、そこにはきちんと構造があった

※
東方の優れたリプレイを科学的発見になぞらえていた様子がうかがえる。さっきの記事といい、どうも東方のプレイそのものを人の認識に見立てようとしていたらしい。


＜近傍租界、根掘り葉掘り聞く[※２]＞
全てを否定する人間の否定に何の意味がある？モース贈与論、写真は世界を切り取る＝瞬間全体を見れる。死んだまま生きるくらいなら生きたまま死んだほうがまし。なぜ男→ふたはないか。「もうすでにあるから必要ないためではないか」という反論が予想される。細かく説明すれば、女性にアレが付くのは新しいが、男性にはすでにナニと類似の機関があるので新たに付け加える意味に乏しいということだろう。しかしその反論こそが、穴が女性性の象徴としてではなく、新しい快楽のために付与されることを証明している。

※２
ジョジョの名ゼリフの一つと関係しているのはわかるが、詳細は不明