イスタンブール秘話7

2005-12-30 01:45:00 | トルコ旅行

7時に起床。水のシャワーを浴びた後チャックアウト。赤坂の提案でスィトラッチを食べるためパスターネ(甘物屋)に入る。ずっと食べたいと思っていたが機会が無く、帰る前に食べておきたいから、という理由からだった。地元の人間が集まる洒落た店では、巨大なザックが浮きまくって周囲の目が集まったという。

向かいに渡り、桟橋へ。8時の船に乗ってエミノニュを目指す。昨日より切羽詰った状況ではないはずなのに、むしろ今のほうが航行時間が長いと感じる。どうも「最後の詰め」ということで必要以上に緊張しているらしい。エミノニュに着いた二人は、目の前のタクシーの運転手と早速交渉を開始。危険地帯であるため特に時間をかけて値切ることはせず、2千5百万トルコリラで話をつける。30分ほどで空港へ到着。

ここが最後の関門だった。もしかしたら空港で待ち伏せしているのではないか…万に一つの可能性でしかないのは重々承知しているが、それは逆に緊張を高めることになった。航空券のチャックインまで結構な時間待たなければならないのもチラチラと不安を煽った。だが結局、チェックイン・出国審査ともに無事通過し(それどころかえらくフレンドリーな担当者達だった)、二人は完全な勝利を手にすることに成功した。こうして、緊張感のあるトルコの滞在は終わりを告げたのであった。


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