目黒区北部地区 すこやか歩こう会

東横線中目黒駅周辺を拠点に活動するウォーキングクラブです。みんなで歩くと楽しいですよ!時々遠出もしています!!

四谷大木戸から恵比寿、渋谷川コース

2014-05-18 21:53:24 | ウォーキング
新宿御苑大木戸門の前をお借りしてウォーキング前のストレッチを行いました。
四谷大木戸は江戸時代水番所が置かれていたところです。今、我々が歩いている玉川上水がここまで開渠で、その水を管理するための役所でした。上水はこの先江戸府内に入り地下の上水道管を通り、江戸市中に運ばれていました。1654年の玉川上水完成の頃に、地下上水道が整備されたのは驚きです。

今日歩く渋谷川の水源の一つが現在の新宿御苑に位置し、玉川上水の余った水も渋谷川に流されていたようです。この川は渋谷川から古川に名前が変わることはよく知られていますが、上流部は穏田川と呼ばれていました。



写真:多武峰内藤神社
なんでもう少しかがんで鈴と馬が重ならないように写真を撮らないかなぁと、自分でも思う失敗写真。この駿馬については大成建設ホームページのコラムから引用させていただくと
「天正十八年(一五九〇)、江戸に入った徳川家康は、まだ原野だった西郊に出て、功臣の内藤清成(ないとうきよなり)、青山忠成(あおやまただなり)の二人に「馬で駆けまわっただけの土地を与える」と言ったという。二人は一日駆け続けて約束どおり広大な邸地を拝領した。これが内藤新宿(現在の新宿御苑を中心にする新宿区西部一帯)と青山(港区西部から渋谷区東部)の始まりである。」
駆け回った駿馬は死んでしまい、多武峰神社に祭られているという逸話です。この日はちょうど祭礼で、神輿の準備などが行われていました。


写真:三菱鉛筆創業地の看板
最上流の穏田川で水車が回っていたとは驚きです。


写真:新宿御苑正門
御苑の正門は外苑西通りの面しています。



写真:国立競技場
今回は、六月の国立競技場解体工事開始前に競技場正門がよく見えるこのコースを歩いておこうという目的で企画しました。
外苑西通りに面したこの正面(正面というべきか、正面スタンドの裏というべきか)には1964年のオリンピックをしのばせるものが数多くあります。五輪のレリーフがある壁には、メダリストの名前が彫られています。一番に思い浮かぶのは体操のチャフラフスカ。ビートたけしがギャグに使っていたので印象に残っているのです。
その先の公園には近代五輪の父クーベルタンのレリーフ、それに正対するように加納治五郎のレリーフがあります。これらはどこかに保存展示されるのでしょうが、この場所に立ってみると当時の熱気を感じることができます。

1964年東京オリンピックの熱気は、渋谷川の悲哀でもあります。オリンピックの開発で水洗トイレの下水道を確保するため穏田川は暗渠に。選手村のために渋谷川の別の支流である宇田川も暗渠となりました。春の小川でうたわれた渋谷川は、戦後日本復興の象徴となったオリンピックを支えるために暗渠となり、今もその形跡をところどころに残しています。


写真:原宿橋の親柱
この親柱は神宮前二丁目にあります。住居表示に原宿も穏田も残っていないのは、少し寂しい気がします。


写真:原宿
ご存じのとおり穏田川暗渠には最新ファッションの店が立ち並び、賑わいを見せています。竹下通りも明治神宮清正の井戸から源を発した渋谷川支流の暗渠です。日本最先端のファッションの街原宿も、渋谷川に支えられているのです。




写真:宮下公園
渋谷川は明治通りを横切り、東急百貨店東横店の先から開渠となります。ナイキジャパンが命名権を取得したものの、紆余曲折があり宮下公園の名称のままとなっていますが、現在はフットサルコート、スケート場、クライミングウォールとなりました。強硬に反対運動をしていた人たちもいましたが、ホームレスのブルーシートハウス群よりはこのほうがよいと思います。


写真:渋谷金王八幡神社
元は渋谷川を堀とした天然の要害、渋谷城があった場所です。主の渋谷氏は現在の神奈川県、高座渋谷からこの地に移ってきた一族です。「高座渋谷って何だ」とある意味バカにしていたのですが、かつてはこちらのほうが未開の地だったということです。


写真:氷川神社の土俵
渋谷区東のこの土俵は、江戸時代三大相撲の一つとして人気を博していたそうです。


写真:恵比寿東公園
子供が裸足で遊べるよう、ペットの散歩を禁止しているこの公園でウォーキング後のストレッチをして解散となりました。
この後は旧すやまビルに復活したヱビスビヤホールへと流れてゆきました。


すこやか歩こう会ではひきつづき会員を募集しています。目黒区在住以外の方も歓迎いたします。
まずは一緒に歩けるか、試しに一度参加してください。
sukoyaka[アットマーク]v08.itscom.net([アットマーク]は@へ変換してください)
宛にメールをいただければ、直近の活動予定をお知らせいたします。
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