目黒区北部地区 すこやか歩こう会

東横線中目黒駅周辺を拠点に活動するウォーキングクラブです。みんなで歩くと楽しいですよ!時々遠出もしています!!

栃木県那須烏山市大金へ旅行の下見

2014-11-01 13:05:06 | ウォーキング
最近はインターネットでかなり多くの情報を得ることができるのですが、やはり現地に行ってみなければわからないこともたくさんあります。20名規模での旅行を考えると、入念な下見が必須です。
すこやか歩こう会では「ふるさと探訪シリーズ」として、会員にゆかりがある場所へ一泊旅行します。今回の那須烏山市は私の母の生まれ故郷で、私も子供の頃から何度も訪れている高根沢町に隣接しています。
実は2010年に一度下見を行い、宿の予約もして2011年秋の旅行を計画していたのですが、東日本大震災により宿が廃業したので、幻の旅行となっていました。今回の下見は宿泊先の選定、食事場所とウォーキングコースの確認を行いました。



写真:森田城やな
2010年の下見で大金観光やなへ行き食べた落ちアユの塩焼きと、天然ウナギのかば焼きは今でも語り草になっているほど美味しかったのです。しかし大金観光やなの看板は残っているものの、川原には何もありません。数年前から営業していないとのことでした。
代わりに見つけたのが森田城やなで、車で10分ほど。やなは架かっておらず、食事の提供のみでした。那須烏山市内で営業している観光やなのうち、やなをかけているのは二軒ほどとのこと。費用が掛かるばかりでやなを架けることが難しくなってきているのでしょう。


写真:産卵を終えた鮭
母が子供の頃、鬼怒川にサケが遡上していたという話は聞いていたのですが、那珂川水系の荒川に鮭が遡っていることを知りとてもびっくり。地元の人の話では、15年くらい前から鮭の遡上が多くなったということです。
すこやか会員の皆さんにぜひ見てもらわなくては!






写真:やなでの食事
やなで出されるアユの塩焼きは、やなにかかった天然ものというのは都会人の幻想で、養殖物を仕入れているということは現地では公然の秘密。やなが架かっていない観光やなが営業しているということは、養殖物を提供していることはもはや秘密でも何でもありません。ちょっとがっかり。ウナギもパックのものを温めているようで、もしかしたら中国産かもしれません。
ここに来ないと食べられないかというとそうでもなく、蘆花公園の蘆花祭りでこの塩焼きを食べられるそうです。烏山つながりで那須烏山と千歳烏山がある世田谷区は交流事業を行っているとのこと。
それでも炭火を使って慣れた手つきで焼かれたアユの塩焼きなど、川を眺めながら食べる食事は格別でした。自家製唐辛子味噌が添えられたお新香も美味しかったです。来年の旅行本番が楽しみです。




写真:堰
県道64号にかかる荒川橋のところに堰があり、堰を遡る鮭は手づかみで捕れるほど、という話を聞いて行ってみました。堰は治水用のものではなく、鮎を集めて投網で捕るために漁業権を購入して地元の人たちが設置しているものでした。堰の上流には鮭がたくさん泳いでいて、一尾ひっかけ釣りで釣りあげて見せてくれましたが、傷のないきれいな鮭でした。水しぶきを上げて跳ねる鮭を「ウォー」と歓声を上げて見ていましたが、はるばる茨城県の海から遡上してきたことを考えると、ちょっとかわいそう。
この後橋の欄干から鮭を眺めるのがこの旅行の楽しみの一つとなり、いろいろな場所で鮭を見つけては歓声を上げていました。



写真:大金吊り橋



写真:大金ウォーキングトレイル
「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に「南那須・荒川大金吊橋を渡るみち」として選定されている約6Kmのウォーキングコースです。ここを歩くのは本当に気持ちいいですよ!つり橋から見える淵に鮭が何尾かいるのがわかるでしょうか?


写真:大金駅の時刻表
下見は車ですが、旅行本番は電車を使います。宇都宮まで新幹線、宇都宮から烏山線。烏山線は電車ではなく、汽車ですね。ただこのスカスカの時刻表。予定を組むのが大変です。

2011年に予定していたこぶしが丘温泉が廃業してしまったので、宿泊先を決めるのも今回の下見の目的です。近くのホテルは社員旅行客と地元の人の結婚式のために建てられたような古い建物。一生懸命存続しようと営業しているのはわかりますが、???の部分も多々あって、女性陣からは不評。
送迎などいろいろと交渉しなければならないけれど、喜連川のかんぽの宿を第一候補とすることとなりました。ちょっと費用もかさみそうですが、選択肢があまりないので仕方がないでしょう。



写真:蛇行して流れる荒川の流れ
翌朝、朝食前に散歩して、張り詰めた冷たい空気が気持ちよかった!


写真:ボケ封じ観音



写真:森田城跡芳朝寺
森田城は烏山城の出城で、蛇行する荒川の流れを天然の要害として安土桃山時代まで存続していたお城です。天正十八年(1590)豊臣秀吉による烏山城主であった那須氏の改易に伴い。森田城も廃城となりました。




写真:龍門の滝
烏山線に「滝」という駅があり、その近くに龍門の滝があります。平地に突然現れるこの滝は壮観。江川という川にあり、この川は下流で荒川に合流。その荒川もすぐ下流で那珂川に合流します。
この滝は魚止の滝となり、滝つぼの近くで鮭の産卵を撮るためのカメラマンが三脚を立てていました。



写真:紅葉の名所落石
さすが那珂川本流、川幅も広くて鮭の数も多い。傷だらけの鮭がたくさん泳いでいて、川原にはその一生を終えた鮭が打ち上げられていました。紅葉にはちょっと早いです。


写真:意外とおいしかったカレー蕎麦
「昼食はてっちりだ」の掛け声で温泉トラフグで有名な那珂川町に来ました。気軽なフグ料理が売り物の「扇の館」にやってきたのに、なんと定休日。平日の旅行はすいていていいのですが、定休日はきちんと調べてゆかなければなりません。
ちかくでうどんそばの看板を掲げる「いづみ」さんへ行きました。車がたくさん止まっていたのでちょっとだけ期待してカレー蕎麦を食べたのですが、お蕎麦は期待以上。この蕎麦だったらもりで頼めばよかった。

この後喜連川のかんぽの宿で温泉に入り、東京へ。充実した下見ができて、とても満足でした。


すこやか歩こう会ではひきつづき会員を募集しています。目黒区在住以外の方も歓迎いたします。
まずは一緒に歩けるか、試しに一度参加してください。
sukoyaka[アットマーク]v08.itscom.net([アットマーク]は@へ変換してください)
宛にメールをいただければ、直近の活動予定をお知らせいたします。
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