花冠同人・多田有花の俳句ブログ

日々の俳句の備忘録

鯔  水煙222号(2001年12月)

2008年10月24日 | Weblog
鯔とんで夕べ平らな冬の海
冬林やぴいと鳴いては鹿駆ける
滝涸れて源頭に日の当たりけり
里の日を集め素麺干されけり

<長崎・天草自転車行三句>
頬を打つみぞれのやんで海見える
凍空に瞑すや平和祈念像
振り向けば冬の海あり天主堂