墓洗う父母の年忌を数えつつ
秋夕陽石仏じっと目をつむる
雨だれのリズム崩れぬ夜長かな
兄の法事の為に来網の義妹が泊るというので仲の良い妻は昨夜から浮きうきの様子。一周忌を迎える兄の事を思い浮かべ、中々寝付けず最後は静かに降る雨音だけ聞き入っていた。いつもの通り今朝も4時に目が覚めたが、暗暁に雨だれの昨夜のリズムが崩れず、夢の中でもずっと続いて居た様な気がした。
秋夕陽石仏じっと目をつむる
雨だれのリズム崩れぬ夜長かな
兄の法事の為に来網の義妹が泊るというので仲の良い妻は昨夜から浮きうきの様子。一周忌を迎える兄の事を思い浮かべ、中々寝付けず最後は静かに降る雨音だけ聞き入っていた。いつもの通り今朝も4時に目が覚めたが、暗暁に雨だれの昨夜のリズムが崩れず、夢の中でもずっと続いて居た様な気がした。
兄の一周忌とお彼岸で取り込んでいますが、済みましたら、ひろし様はじめ皆様の句をゆっくり勉強させて戴こうと思っています
いかにも平静な句の中に小文に書き込まれた心のときめきがあったのですね。そして、益々眼が覚めてきます。寝付かれない夜の雨だれになくなられた兄上の思い出に夜が明け始めます。