秋薊なびく風にも棘見せり
朝露の叢に色葉のかくれたる
咲き誇るでもなく桔梗凛として
兄の忌に妹と語りぬ秋ひと夜
今朝の気温は北海道各地共に10℃以下、快晴の朝なのにひんやりとした冷気が漂う。何か一夜にして野も木の葉も色も変ってきた様な気がします。昨日休みの息子の嫁さんが茸採り名人と一緒に松茸とりに行ったが、今年は雨が少なかったせいか親指ほどのが1本だけの収穫、初物の土瓶蒸しとなった。
朝露の叢に色葉のかくれたる
咲き誇るでもなく桔梗凛として
兄の忌に妹と語りぬ秋ひと夜
今朝の気温は北海道各地共に10℃以下、快晴の朝なのにひんやりとした冷気が漂う。何か一夜にして野も木の葉も色も変ってきた様な気がします。昨日休みの息子の嫁さんが茸採り名人と一緒に松茸とりに行ったが、今年は雨が少なかったせいか親指ほどのが1本だけの収穫、初物の土瓶蒸しとなった。
日暮れも早くなり妹さんとお兄さんの思い出話のつきることなく一夜の刻の過ぎる速さを感じられたのでしょうね。
自生の桔梗を見た記憶がなかったのですが、先日、甲州の片隅でようやく出遇えました。きりりと直立し、清冽な青紫をひらく桔梗は、華やかに「咲き誇る」花とは、まさに対照的ですね。美しい発見に共感いたします。
"桔梗"の句に嬉しいコメント有難うございます。庭の鑑賞用の桔梗は多い様ですが、自生は殆ど見ることが少なくなりました。今日お墓に参る道すがら、ひっそり花開く姿を見ました。華やかな花とは趣きを異にしつつも凛と立つ紫の清らな姿に心惹かれました。
きりりとした気品さに恐らくは剪る人もなく自生していたのではと思いました。