きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句  /牧閉す        

2006-10-25 06:44:54 | Weblog
黄落の梢のさびし陽のまぶし
チャシ跡に落ちる木の実の音静か
閉牧の草の匂いに牛肥えし

今年の閉牧は見に行く事が出来なかったがTVの放映を見た。岬に近い市営飼育牧場での仔牛や孕牛や馬など小規模農家の負担軽減の為に開かれる放牧だが冬を前に閉鎖される。広い牧場に慣れた100頭ほどの牛馬は中々運搬車に乗りたがらず梃子摺るが何ともいじらしい。150k以上も増えた体重で還る我が家は狭く感ずることだろう。

3 コメント

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黄落 (宮地ゆうこ)
2006-10-26 01:27:16
黄落の梢のさびし陽のまぶし

梢を透かして地平の向うへ落ちてゆく輝き。「陽のまぶし」に力強い自然を感じます。
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黄落 (大山 凉)
2006-10-26 07:05:05
黄落の梢のさびし陽のまぶし

落ち葉の木々の向こうに垣間見える真っ赤な太陽、行く秋の寂しさと太陽の明るさに明日への夢を感じます。
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お礼 (志賀たいじ)
2006-10-26 07:17:40
宮地ゆうこ様へ

大山  凉様へ

"黄落"の句に嬉しいコメント有難うございます。緑が大きく蔽っていた頃立ち寄った楢の大樹はすっかり黄葉に、半ば葉を落とした梢も青空を覗かせながら洩れくる秋の柔い陽が眩しく地面を照らし美しく変えていていました。



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