里芋の一種である八つ頭の茎部分の皮を剥いたものを
「芋茎(ずいき)」といって、実は故郷奈良の郷土料理となっている。そう言えば、子供の頃から食べたくもないズイキの煮浸しが、旬の7月頃には頻繁に食卓にのぼっていた記憶がある。
また、ズイキを天日乾燥させ、
保存食にしたものを「芋がら」と呼んで、ワシの中では精進料理のイメージが強い。奈良は高野山や無数の有名寺院などもあって、高僧から修行僧の方々まで多くおられ、従って茶粥・吉野葛・芋がら・山芋などの食材を、精進料理に使うので有名なのかも知れない。
調理法として、ズイキには強いアクが含まれているため、酢水に浸してアク抜きをしてから茹でると美味しく戴ける。特徴として、味が染みこみやすく、煮物・お浸し・酢の物・酢味噌和えなどがあげられる。大人になってからは味覚が変わり、何とも美味しく感じるようになったので不思議なものだ。
ズイキの胡麻和えで一献‥‥‥。
▲茹でて旭ポンズをぶっ掛けても美味しい
池之端の芋茎(いけのはたのずいき)という言葉があって、意地悪な様子を表すのに使われる。芋茎は、里芋の茎のことで栄養分を大量に必要とするので、池の端っこに植えるとそこら一帯にある養分を独占し、他の植物に養分を与えないことから使われていたようだ。
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