大根の旬は冬場で、激安の頃にはせっせせっせと大根の千切りを作っては乾燥させて、
乾物の切り干し大根を作っておいた。田舎の加工食品の定番であるが、カルシウム・ビタミンB1・B2・鉄分・マグネシウムなどが、本家の大根よりも豊富に含まれており、栄養価では生大根を凌ぐ優良野菜となっている。
さらに食物繊維も豊富で、便秘がちの方の強い味方だと言うのも、その方面でお困りの方には、大いに助けとなってくれるのが有難い。100均の皮むき器の反対側によく見るような、金具に穴があいたアレで大根の縦切りと言うので、そのまま
大根の長さに沿って千切りのように仕上げただけで、水分が抜け旨みと食感が増すようだ。
その都度、葉っぱはぬか漬けにするので、これも
ビタミンが10倍くらいに増えるので、大根本体よりも栄養価で勝っているのも、優れた食べ方と言えるだろう。冬場から保存している切り干し大根の袋には、乾燥剤も同封しているので見事なまでに完成している。
お水で戻し戻し汁も共に、昆布と雑魚の併せ出汁で煮込んでいく。
コリコリと食感が残るアルデンテが最高だと思うし、食感もベストだった。今回はそのまま食べても美味しい、イカ天を切って一緒に煮込んだ。これらは山間部で、冬場の物資が充分でない里山暮しの人たちの知恵だと思う。
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