ヨーロッパの民は、
アメリカ大陸への移民と言えば聞こえは良いが、移民という名の「侵略」と表現したほうが良いかも‥‥‥。ワシが思うに、ウクライナもアメリカ大陸先住民のインディアンも、同じ境遇のように感じるが皆さんはどうだろう?
さて一方、新天地では酸っぱめの
アメリカ原産の林檎ジョナサンが多く採れたようだ。このジョナサンからの品種改良で、紅玉が生まれるのはまだまだ先のこと。移民の人は、ヨーロッパの代表的なデザートであるアップルパイを仕方なくジョナサンで作り始めた。
それが嵌まって、今までと違ったアメリカン独自のアップルパイが出来あがった。最高の素材であったのは確かだが、更に美味しくするために、シナモン・ナツメグで香りを強くして、パイ生地にはバターをふんだんに使うとバランスがとれたようだ。これが
日本のアップルパイの元祖となる。
かくしてスパイス的に、ド派手なアメリカ流アップルパイのレシピが出来あがったと聞く。一方基礎となっている、
英国製アップルパイは、真逆のスパイス控えめのシンプルバージョンで、林檎の持ち味を楽しむための、和の世界で言う京料理的存在だったようだ。しかし切り分けることの難しさよ‥‥‥パイが崩れ散った。(泣)
‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥
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