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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ブラジルのポルトガル語

2012年12月28日 | 日々
サンバを歌いたいがためにポルトガル語を独習している、という話。

歌詞を読んで発音して歌えればいい、というのが目標。
意味も分かりたい。

そこで、単語の意味なんか毎度辞書を引きゃいいので、もう、憶える気が無い。
外国語の学習から、単語の暗記を取り除いてみた。
うほ!けっこう楽。かなり気楽。

かなり以前だけれどフランス語を勉強したことがあり、
3度もスペイン語を挫けている。
ラテン系の言葉にこれだけ触れていると、ポルトガル語の単語を見て、
なんとなく推測できるものは、多い。

だから、単語の暗記をしないことにできた、という流れもある。


あと、ものすごく珍しい発音が無いのもありがたい。
母音のエとエの使い分けがややこしいが、これはなんとかなりそう。

というのも、ポルトガル語と言っても私が知りたいのはブラジルのポルトガル語。
母国ポルトガル語できちんと話されているポルトガル語と、ひと味違うようだ。
言語は、庶民が話してくだけて行くと、ルールが簡単になる。

英語なんか良い例だ。
ヨーロッパから離れた小島だったおかげで、
男性名詞だ女性名詞だ果ては中性だとか、名詞も形容詞も各変化だ、といった
ヨーロッパ諸言語の煩わしさが一切無い。

英語が世界に通用するようになったのは、なにもイギリスや合衆国が大国だったから、
ってだけじゃない。
わりと簡単な言語だったから。
と思う。


戻る。
もうひとつ、ブラジルポルトガル語の簡単なところがある。

オレが一人称、アンタが二人称、アイツが三人称であり、
ヨーロッパの言語は、動詞の変化が人称によって異なる。
ついでに単数か複数かでも異なる。
だから一つの動詞につき、現在形ひとつにつき6つの変化形を憶えなければならない。

ところが~。
ブラジルポルトガル語、二人称使わな~い!
ヤッホーぅ!

目の前のアナタのことを、アナタなんて直接言わない。
三人称で表現する。

実は日本語の「あなた」も、似ている。
目の前にいる人のことなのに、「あなた」つまり「あっちの方」と言っているのだから。

直接的な表現はしばしば角が立つ。
目の前にいる人とできれば喧嘩したくないのは人情。
遠回しな表現は、丁寧であることになる。

いやはや。
ブラジル人が目の前にいる人に対して丁寧だったおかげで、
二人称の変化を憶える手間が省けた。
これで文法の勉強の負担が三分の一は減る。
気楽だ~


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