犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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風邪予防に寝ない

2017年01月06日 | からだ
風邪の引き始めって、どんな状況ですか?

日中、活動している間に、
「あー、なんだか引いてきたぞ」
と感じることはあまり無いのではないだろうか。

よくあるのは、朝目が覚めたらのどが痛くて、
つばを飲み込めないくらい腫れている、ということ。

ここに、風邪を撃退する要所がある。

口を開けて、「あー」と声を出した時に見える、
のどの奥に、風邪予防の基地がある。
ここで我が免疫軍が風邪ウイルスを迎え撃つ。
外敵がたまるのも、この場所だ。

さて、人間、起きて活動している間は、
無意識に唾を飲み込んでいる。

そんなことしてないわい、と思う人は、
意識的に唾を飲み込まないようにしてみるとわかる。
口ん中に唾がたまってきて、そのうちヨダレだらだらになる。

人によって、状況によって量の多少の差はあるが、
唾液は常に出ている。
ほっといたらたまってタレる。
だからってわけじゃないけれど、無意識に唾液を飲み込んでいる。

この、無意識のつばごっくんが、実はのどの戦場を洗浄している。

外敵がたまり過ぎないように、負けた兵士がたまらないように、
唾液がのどを洗い流している。

ただ、これは起きている間のことだ。
眠ってしまうと、この無意識の動作がほぼ無くなる。
だから、寝ているとヨダレが垂れるのだ。

寝起きに口元にヨダレの跡があることはさほどの問題じゃない。
のどの戦場が洗われないことが問題だ。
寝ている間に、戦場が荒れる。
で、起きたらのどが痛い、風邪引いた、ということになる。

これを防ぐには、よふけに目が覚めた時にすかさず唾を飲むか、
枕元に白湯やお茶を用意しておいてごくんと飲むか。

風邪の引き始めの時は、夜中に目が覚めた時に既にのどが痛くなっていることが多い。
数時間、唾を飲まないでいるうちに、もう戦場はたいへんなことになっているのだ。
こういった時に、すぐに起きてうがいして、数回水を飲み込んでおくと、
朝には治っている場合もまた多い。

飲み込むのが重要だ。
上向いてのどの奥を洗うように「ガラガラ」とうがいをしても、
戦場には届かない。
必ず、「ごっくん」と飲み込むことが必要だ。
飲み込まないと、液体は戦場に触れることが無い。
ヨノナカで「風邪予防にうがい」と言うのは、不正確なのだ。

といったわけで、私は風邪の引きかけの夜、ぐっすりと数時間寝込むことを避けた。
ちょくちょく目を覚ましては、水を飲んだ。
こうして、風邪の侵攻を防いだのである。

詳しく正確に知りたいならば、"ぬれマスク先生"臼田篤伸氏の著書を読むと良い。

もちろん、日頃充分な睡眠時間を取ったほうが良いのは、言うまでもない。

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