草木も眠る丑三つ時。
午前0時前後2時間が子(ね)の刻。
十二支で子の次が丑。
2時間を四つに分けるので、
午前2時から2時半が丑三つ時、ということになる。
ただ、現在のように一日を均等に24時間に割った定時法ではなく、
日の出日の入りに連動して昼夜の時間の割合が変動する不定時法での表現である。
だから、
夏の丑三つ時は午前2時頃の30分足らず、というくらいのものだろう。
※
夜更けに目が . . . 本文を読む
蒸し暑い。
暑さを忘れるには、怖い話が一番。
でも心霊系は嫌いだよ。
※
昨冬、玄関前の敷石を並べ直し、
春にはコンクリートの平板を並べ、
その上には透明ポリカーボネート波板の屋根も作った。
玄関前がとても整った。
ちょっと作業をするのにもスペースができた。
※
そこに、バケツをいくつか置きっぱなしにしている。
濃緑色のもの、青のもの、黄色のもの、水色のもの。
適当に雨水が溜まる。
ボウ . . . 本文を読む
紫陽花の花がほぼ終わった。
よって、バッサリ切った。
※
自宅は京王沿線である。
西へとしばらく乗れば、高幡不動がある。
お寺の山は全体、紫陽花が植えてある。
それは見事だ。
花が終わる頃には、容赦なく短く切られる。
紫陽花の手入れはそういうもんだと、高幡不動で見て知った。
地面から30cmくらいじゃないだろうか。
※
紫陽花は強い。
茎が長く伸びて、長く長く伸びて、重さで垂れ下がり、 . . . 本文を読む
庭で野菜を少し、作り始めた。
庭が有るのだから何か畑をやればいいじゃないか、
と、よく言われてきた。
今までにも、少しやったことが有る。
なんだかやたらと長く育つ、一見インゲンのようなえんどう豆や、
ニンニク、ショウガ、唐辛子、など。
ただ、あまり熱心でないので、ほったらかしでもなんとかなる物しかうまくいかなかった。
ニンニク、ショウガはほったらかしで良かった。
あまりにもほったらかしで、 . . . 本文を読む
私が戦争と書いたらそれは某国が隣国に侵攻するとかそういうんじゃなく、庭にはびこる繁殖力の強い草々どもとの戦いを指す。平和だ。目下の敵はドクダミとヤブカラシとトコロである。共通点は、本体は地下に在る、というところ。ところで、トコロとはなんぞや。※我が家の庭には以前、ヤマノイモが生えていた。毎年もさもさと伸びて、ムカゴを付けた。私が蛾の幼虫に惚れた最初は、このヤマノイモにいたキイロスズメの幼虫だったと . . . 本文を読む
毎度、私が「戦争」と言ったら
某国が隣国に侵攻することではなく、
庭にはびこる特定の植物を排除する戦いのことなんである。
平和だ。
※
1月2月のうちから生えてくるものも有れば、
3月4月に花咲くもの有り、また、
5月半ばの今この時期に芽を出し伸びてくるものが有る。
今、私の主要な敵は
ドクダミとヤブカラシとトコロである。
ドクダミは春のうちから出てきているのだが、
今また新しく芽を出すも . . . 本文を読む
[あらすじ] 年によって、庭ではびこる草が異なる。
今年はヤブランとハナニラがやたらと多い。
ハナニラの細かい球根を取りこぼすことの無いように掘り起こして摘まみ取ってきた。
浅いのが救いだが、細かいものだと直径が2㎜も無いので、見落としてしまう。
見落とさずに取れたとしても、篩の目を抜けてまた地面に落ちたりもする。
まあ、いい。
全滅させるのなんて、無理だろうと思っている。
ただ、一面ハナニラ . . . 本文を読む
蕗を刈り取る。
湯がいて煮て食う。
とは言え、
庭中に広がり過ぎて、多い。
取って食って取って食っても、減りゃしない。
地下茎で伸びて広がって、殖える殖える。
冬の間に、地下茎を掘り起こして、ずいぶん捨てた。
「ご自由にお持ちください」
と書いて道端に置いておいたが、
誰も持って行きゃしない。
湯がいて煮てパッケージして
「ご自由にお持ちください」
と書いて置いておいたら持って行く人もいるだろ . . . 本文を読む
山吹色が好きだ。
山吹色と言えば、袖の下。
黄金色の小判のことだ。
私は別に賄賂が好きだと言っているわけではないよ。
15年くらい前に、買って植えた。
しかし、庭のごちゃごちゃとした辺りの奥に、実は山吹は有った。
アホな買い物をしてしまった。
一重も良い。八重も良い。
そう思っているのに、
元々有った山吹も買って植えた山吹も、一重だった。
※
まあ好きだからいいか。と思っていた。
しかし . . . 本文を読む
我が家の庭といい道端といい、容赦なく地を覆う者の代表は、
カタバミの仲間だ。
調べて同定する気も失せるほど、種類は多い。
と言っても4種類くらいだろうか。
いや慎重に調べたら5,6種類になるかもしれない。
似て非なるものなのかなんなのかよく分からない。
分からないことを分からないままほったらかすのは
愚の始まりである。
とは重々承知であるけれど、
それより先に「見付けたら取る!」というココロが立 . . . 本文を読む
パクチーの種をプランターに蒔いて育てて収穫して
友人Pにあげたことが有る。
後日、「パクチーの味がしなかった。」と
雑草の疑いをかけられた。
そうだったのかもしれない。
では、あれはなんだったんだろう。
今となっては知ることもできない。
※
2年前、
いや4年前くらいか。
最近の私は、振り返った時に2年足りない。
要介護の老母と同居していた時間が消し飛んでしまっているからだ。
だから、パク . . . 本文を読む
[あらすじ] 殖えて殖えて困る草は雑草と思えてくる。
庭の何ヶ所かをヤブランが覆っているのを、剥ぎ取りまくった。
地面を横に伸びて伸びた先でまた根を下ろして広がるのだ。
やたらに広がる。
しかし、根が浅いので、剥がしやすい。
ドクダミなんぞが殖えると、土を深く掘って根茎を取り除かないと、取れない。
取ったところできっと残り、また殖える。
目下最大の敵はハナニラである。
小さい草であるが、球根 . . . 本文を読む
草取りは無念無想になれる。
草取りのこと以外は頭から去る。
草取りのことは考えているかもしれない。
しかし、草取りはパターン化する。
この範囲でこれとこれを取り除くためにこの動作をする。
という方針が決まれば、後は何も考える必要が無い。
動きだけになる。
没入できる。
ヨーガ(動作)による心の滅止である。
気が付くと予定していた範囲より手を広げていたりする。
そんでもって雑草は無くなっている。 . . . 本文を読む
3月26日の未明に下痢4回と嘔吐2回に見舞われ、
3日寝込み、その後の数日でじわじわと回復してきた。
寝込んだ分、ちょっと回復すりゃ活動したくなる。
殊に今、庭の様子は毎日あっという間に変化していく。
草は伸び、木の芽がどんどん吹いてくる。
昨日無かった物が今日はもうこんなに伸びている。
3日も見ずにいたら、庭の様子は一変してしまう。
※
同居の老母の介護ストレスで、庭を数年はほったらかしに . . . 本文を読む
[あらすじ] 老母の言う植物の名前はアテにならない。
庭の隅に生えてきたのは、杏ではなかった。
それはアテにならない母が「〇〇バイ」と呼んでいた木と
同じ花を付けた。でも梅ではない。
じゃあなんなんだ。
注目しやすいところで、まずは花びらの形を見る。
梅は丸く、桃は先に角が有り、桜は先が割れている。
そして、ナントカバイの花びらは、角が有る。
枝の一節に、
梅は1つだけ咲く。だからポツポツと . . . 本文を読む