韓国政府は12月30日に国防白書を発表し、北朝鮮が特殊部隊の規模を2年間で2万人増強して20万人としたことや、南北の軍事境界線周辺で機動力や戦力の大幅な増強を進めていると指摘しました。
韓国国防省が12月30日に発表した国防白書によりますと、北朝鮮の兵力は陸・海・空合わせて119万人で2年前と同規模であるものの、このうち特別な訓練を受けた特殊部隊の規模は20万人と、およそ2万人増えたと分析しています。
また、北朝鮮は南部地域での戦力の増強を進めており、韓国との軍事境界線付近に新型の戦車を配置した他、要人の暗殺作戦等を展開する特殊部隊も新たに編成してすでに配置したとしています。
さらに、海軍についても戦力のおよそ60%を北朝鮮南部水域に配置して韓国への上陸作戦に備える態勢を取っている他、今年3月に起きた韓国哨戒艦・天安沈没事件で使われたような新型魚雷の開発も進めているとしています。
この他、国防白書は核兵器への転用が可能とされるプルトニウムの保有量については2年前とほぼ同じおよそ40kgと推定しています。
今回の防衛白書は北朝鮮による延坪島砲撃等を受けて10年ぶりに北朝鮮を「敵」と明記し、北朝鮮によるさらなる挑発に韓国が断固とした態度で臨む姿勢を改めて強調しています。
※「哨戒艦・天安沈没事件で犠牲になった将兵の焼香所を通り過ぎるとき、知らぬ間に涙が出て申し訳ない気持ちになった」
(脱北者の手記より)
韓国国防省が12月30日に発表した国防白書によりますと、北朝鮮の兵力は陸・海・空合わせて119万人で2年前と同規模であるものの、このうち特別な訓練を受けた特殊部隊の規模は20万人と、およそ2万人増えたと分析しています。
また、北朝鮮は南部地域での戦力の増強を進めており、韓国との軍事境界線付近に新型の戦車を配置した他、要人の暗殺作戦等を展開する特殊部隊も新たに編成してすでに配置したとしています。
さらに、海軍についても戦力のおよそ60%を北朝鮮南部水域に配置して韓国への上陸作戦に備える態勢を取っている他、今年3月に起きた韓国哨戒艦・天安沈没事件で使われたような新型魚雷の開発も進めているとしています。
この他、国防白書は核兵器への転用が可能とされるプルトニウムの保有量については2年前とほぼ同じおよそ40kgと推定しています。
今回の防衛白書は北朝鮮による延坪島砲撃等を受けて10年ぶりに北朝鮮を「敵」と明記し、北朝鮮によるさらなる挑発に韓国が断固とした態度で臨む姿勢を改めて強調しています。
※「哨戒艦・天安沈没事件で犠牲になった将兵の焼香所を通り過ぎるとき、知らぬ間に涙が出て申し訳ない気持ちになった」
(脱北者の手記より)