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【みんな生きている】対北朝鮮金融制裁編

2010-08-04 16:04:45 | 日記
《対北朝鮮金融制裁、ターゲットは後継体制用秘密資金》

アメリカによる対北朝鮮金融制裁が、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継体制づくりのため北朝鮮が調達した秘密資金に焦点を合わせたものであることが8月2日までにわかった。
アメリカはこれまで行政命令や国連安全保障理事会決議第1718号・1874号により核兵器等の大量破壊兵器(WMD)関連の個人や機関を制裁して来たが、今回は制裁の幅と対象を通常兵器や贅沢品、麻薬・偽造紙幣等に拡大した。金総書記の秘密資金調達の手段と考えられている品目が追加されたのだ。
北朝鮮は金総書記の三男・ジョンウン氏への権力承継に備え、国際的な法の網を避けて通常兵器・麻薬・偽造紙幣の取引により秘密資金を調達、これをスイスやルクセンブルク等ヨーロッパの銀行の口座に分散保管して来たものと思われる。
ヒラリー・クリントン国務長官が7月に北朝鮮に対する追加制裁の方針を表明して以降、北朝鮮の秘密資金に関する調査に協力する意向を早い段階で明らかにした国は意外にもスイスとルクセンブルクだった。
この両国は

「調査により違法行為が明らかになった場合、司法的措置を取る」

と述べ、アメリカの制裁に協力する意向を示した。
北朝鮮は今年3月、スイスの銀行口座に保管していた金総書記の秘密資金40億ドル(約3,460億)をルクセンブルクに移したといわれている。
韓国政府当局者は

「権力承継のために必要な資金を北朝鮮が正常な方法で調達するのは難しい。アメリカは最初から金総書記の後継用秘密資金を狙ったわけではないが、『ブラックマネー』を追ってみると結果的に後継用秘密資金にアプローチすることになった」

と語った。
北朝鮮による偽造紙幣や麻薬の取引がこれまで何度も問題になったにもかかわらず、それでも北朝鮮がこうした取引を続けるのは結局のところ金正日体制の命運がかかった後継秘密資金と関連があるからだ、という分析もある。



※この記事に関しては
【みんな生きている】
北朝鮮人権・難民国際会議編①
(au版・2009年3月22日掲載)
【みんな生きている】
EU制裁編
(1月11日掲載)
【みんな生きている】
李哲編
(3月20日掲載)
【みんな生きている】
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(5月26日掲載)

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