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生物多様性問題COP10と穀物メジャー

2010年10月12日 | 日記
昨日からCOP10こと、生物多様性条約第10回締約国会議、が名古屋で開かれています。

なんでも、100年前は1年間に絶滅する種は1種類だったのに、今では1年間になんと40000種が絶滅しているそうです。

生物に多様性がないと大変なことになる、の有名な例は「売れるからと1種類のバナナしかなくなったバナナ市場で、その1種類が病気に冒されて絶滅してバナナがこの世から消えかけた」、です。

で、こういう問題になるとかならず、「種は太古の昔から絶滅と再生を繰り返している。それが自然のサイクルだから騒ぐことはない。バナナが食べられなくても困らない。」という反論です。

当然、あらゆるものは息絶え、また新たな命が生まれてくるものです。それは賛成です。

が、おそらくいつもの私のカンですが、ここで問題になっているのはそういう感情論ぽいことではなく、カーギルとかADMとか、いわゆる穀物メジャーと呼ばれるスーパー大企業に世界中の食料がほとんど管理され、運営されている、というような種の寡占、の問題に結びついているのではないでしょうか。

食料市場は莫大なものであり、その覇権やバイオテクノロジー産業の進展を考えると、誰がどういう種をにぎるか、は誰が世界でその市場のパワーを握るか、と同義で、その企業や国はとてつもなく大きな権限を得ることになります。
ですから日本も自国の農業政策を考えるにあたっては、もっと広くかつ慎重に策を講じる必要があると思いますけど・・・大丈夫でしょうか。

ちなみにもちろんこの条約をアメリカは批准していません。
日本は環境問題でCO2削減目標で突っ走ったりしているのと同様に、この生物多様性関連でも拠出額は世界第1位らしいです。

でも、里山とか自然と共生する地域作りとかもいいですが、せっかくの日本での開催に、そんなのんきなことを言ってる場合じゃないのでは??

いまさらですが、お金持ちの頭はに国境という文字はないですから世界中の自然環境をめぐってますます各国各企業が覇権を争うことになるのは明かです。

この名古屋でだれか世界があっと驚くような大胆発言をして欲しいものです。

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