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え、あの人が!盗作(盗用)するとこんな目に会います

2012年10月28日 | 読書

全然知りませんでした。。

まさに、え、あの人が盗作なんて、です。


以前読んで面白かったとご紹介した

How We Decide

の著者が盗作で大問題を起こしてThe New YorkerやらWiredを首になっていたのですね。

今更ですが、びっくりしました。


Slateの記事を読んで、その細かい盗用の分析にも驚きましたが、なんだか盗用の数が異常に多いな、

というのと自分の過去の文章をrecycleしたのも盗用表にはカウントされていて本当に何という世界なんでしょう、

と著者の悪事とそれを告発した側の細かさ2度びっくりです。日本では学校で

「盗作はいけません。引用はこのようにやりましょう。」と教えないのでこの先大丈夫でしょうか心配です。


3度のびっくりは、ここ!引用させてもらいます:Charles Seife さんのSlate8月31日付けの記事です。

Lehrer's transgressions are inexcusable—but I can't help but think that the industry he (and I) work for share a some of the blame for his failure. I'm 10 years older than Lehrer, and unlike him, my contemporaries and I had all of our work scrutinized by layers upon layers of editors, top editors, copy editors, fact checkers and even (heaven help us!) subeditors before a single word got published.

業界はそこまでやるんですか。。

というわけで、How We Decideを読んで以来信じて軽く実行していた、

決断の際は、feelingで決める時とreasonで決める時とをうまく使いわける、

という著者Lehrerさんの発言まで、本当かなあ。。と疑いたくなってしまいました。

寂しいですね、全く。

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読書の秋~この世で一番おもしろいミクロ経済学、を読む

2012年10月08日 | 読書
この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講
ヨラム・バウマン,グレディ・クライン
ダイヤモンド社

 

これはマンガです。

1「自分の欲求を満たそうとする」個人がたくさんいる中で、

それが同時に「集団にとってもよい結果」をもたらすのはどんな時か?

2 そもそも「自分の欲求を満たそうとして最適の選択肢を選ぶ」はずの個人が、

気がついたら「こんななずではなかった」的不合理な行動を取ってしまうのはなぜか?

を文字通りおもしろく解説しています。

 

中高生のみなさん、一読をおすすめします。
 
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読書の秋~「グローバル英語力」を読む

2012年09月25日 | 読書
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 10月号
 
ダイヤモンド社

楽天の三木谷社長、国際教養大学の中嶋学長をはじめ、各界トップのご活躍をされており、かつ英語にも深く関わっていらっしゃる方々の本音が伺えます。

英語教師として非常に共感できる記事としては、東大酒井邦嘉教授の言語習得メカニズムに関するお話です。

   母語(日本語)を深く知れば知るほど外国語(英語)がよくわかるようになる

というような主旨ですが、一部のバイリンガルである日本人を除いてこれは大きな事実だと思います。

 

また、今や海外トップ大学からの就活生も注目される楽天の三木谷社長ですが、英語の次は〇〇だ!というご発言も面白く、さらに人を動かす英語力のすすめ、を唱えるベタープレイス・ジャパン藤井清孝社長の、

 日本では「仕事力」と「英語力」が別々の能力であり、時には二律背反するものとしてとらえられる世界で最も稀な国となった、

とのご指摘も強烈で、しかも笑えない現実です。

涼しい秋の夜長に、おすすめの雑誌です。追伸:紙の質が良いので持っていても手が疲れません。

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読書の初秋~東大が倒産する日、を読む

2012年09月18日 | 読書
東大が倒産する日 (ちくま文庫)
森 毅,豊田 充
筑摩書房

この本は元々、1999年に旺文社から出されたものです。それから14年。。

京大教授でいらした森毅さんはこの本で、

1.海外大学のグローバルスタンダードに合わせて日本もセメスター制(秋スタート)を採用すべし!

2.大学教授の一部を「フリーエージェント制」にして報酬を1億円出そう!

3.学生のソフトな力が低下傾向にあるから、大学生の「教養」を何とかしよう!

4.高校までは受け身勉強→大学に入ったら単位を取るためだけの勉強、これではまずい

5.何事もざっくり「3行」で要約すべし!理系も文系も「要約力」が決めてだ

等、数々の現時点でも変わっていない事実についていろいろな解決策を語っています。

中でも面白かったのは2点。

授業でも何でも専門的になりすぎた人の発言は面白みに欠けるし、受け取る側との隔たりが開きすぎるので、

「差し出す側は加減を知ろう!」と、

授業も論文も、「大切なのはエンターテイメントと説得力、次が専門」(もしかして私がざっくり読みすぎて曲解かも?)

というところ。

さっそく本日の英語クラスで実践してみよう、と思います。

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読書の初秋~君たちに伝えたい3つのこと、を読む

2012年09月08日 | 読書
君たちに伝えたい3つのこと―仕事と人生について 科学者からのメッセージ
中山 敬一
ダイヤモンド社

 

九州大学生体防衛医学研究所の教授、中山敬一氏のあまりに面白すぎる一冊です。

こちらは研究所のHPです。ラボポリシーは、

 「世界一流を目指す研究者を養成」することを唯一無二の目的にしています。これは「世界一流の研究」をすることとは少し異なります。私達が目指しているものは、世界一流の研究をしながら(現在)、かつ、世界一流を目指す研究者を養成すること(未来)なのです。すなわち、未来を志向した現在を生きています。

ということで、この本にもそのポリシーを実践するためのアイディア、なぜそこを目指すかの思想、が盛り沢山です。

中山先生の発想はこうです。

医学部を卒業すると選択肢は2つ、臨床医(ルーチンワーカー)と研究者(クリエーター)→何の疑問もなく臨床医を選ぶ者が多すぎる→研究なくして医学の進歩はあり得ない→日本の医学は崩壊する 

そこで解決法として、

クリエーターとしての研究者を選ぶ医学生をもっと創出する→彼らに世界で活躍してもらう→そのためには自分のラボを世界一流を目指す研究者養成所にする

ということです。ホームページには海外紙に掲載された研究所メンバーによる論文が所狭しと告知されています。

本の中でなるほど、と思った箇所を少し書きます。

*他人と違う道を理性を持って選択すること、これが人生の成功に対する第一条件である。

*「受けた人の半数が落ちる」試験に合格する唯一の方法、それは「一番になること」だ。

*幸運は準備されたところに来る、よって実力を持って常に独創的な研究をすること。

医学部のみでなく、理系に限らず大学を目指す多くの高校生に読んでもらいたい名著です。

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読書の春~How We Decideを読む

2012年04月17日 | 読書

 

 
Mariner Books

 

To err is human,過ちは人の常、という言葉通り、私も毎日自分のちょっとした選択も、

「これで良かったのか」と考えてしまうことがあります。

まして、家を買う、子供の学校を決める、投資先を選ぶ、などの大きな決断をする際には、結果がすぐには見えないだけに、かなりの判断力を要します。胃が痛くなることも。。

How We Decideは、人間が常日頃おこなっている「選択する」「決める」という行為をニューロサイエンスの視点から取り上げています。

さまざまな例、パイロットから殺人鬼まで、をあげているところがストーリーとして面白いのと、実際に決断を下すときにどうすれば良いかを具体的に示している、この2点がこの本の売りでしょう。

個人的にはパイロットがおこなうCockpit Resourse Management(CRM)を自分でやるというのも1つの決断の「ワザ」かな、と思いました。

詳しくは是非読んでみてください!著者はJonah Lehrer(コロンビア大学卒、オックスフォードのRhodes Scholar)です。

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新年の読書~The Fountainhead(水源)を読む

2012年01月05日 | 読書
The Fountainhead (Penguin Modern Classics)

あけましておめでとうございます。

年末から温泉三昧で、気がつくと年が明けていました。

別府の露天風呂につかりながらアイン・ランドの長編小説「The Fountainhead」を読んでいましたが、何しろ長編だけに、終わりません。日本語版「水源」も購入しました。1000ページを超えていて、重たいです。

一流の建築家を目指す二人の青年。その一人、ロークがボストンの名門工科大学を中退するところから物語が始まっています。既成の概念にとらわれた建築を教える大学やアカデミックなんかどうでもいい、やりたいようにやって結果をだす、というローク。一方その名門大学を優秀な成績で卒業して、世渡り上手に上昇していくキーティング。というわけでまだ途中です..

1943年のアメリカ作品です。

作者アイン・ランドはロシアからアメリカに渡っています。彼女は徹底した利己主義で知られ、自由経済主義や個人の自由を軸に、資本主義の道徳的正当性を論じているそうです。時代背景もあってのことでしょう。宗教を否定したために保守派から敬遠され、文学界からは異端児扱いされ、過激な資本主義のためにリベラルから嫌われ、と居場所がなかった、とあります。

ちなみに地球に大きく「アイン・ランド」と書いたアメリカ人もいます。自転車で廻ったそうです。google earthを使わなければ読めませんね。

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「銃・病原菌・鉄」を読む~読書の夏休み

2011年08月25日 | 読書
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
クリエーター情報なし
草思社

副題は「一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎」です。

なぜ人類が5つの大陸で異なる発展をとげたのか、地理的な条件によって格差が生じているのはなぜ

か、について幅広い視点で上下2巻にわたって説明しています。

上巻を読み終えたところですが、とても面白いので、是非高校生には一読をおすすめします。

上巻の一番の読みどころは、どこよりも早く繁栄したヨーロッパが他の大陸を次々に征服していった理由を述べた章です。

ヨーロッパ大陸が東西方向に伸びる大陸であり、種の分散が容易であったことから大量の食料貯蓄が可能になり、それが人類の定住化と階層社会(食料を作る職業に従事しなくてもすむ人が増えたためにいろんな職の分業が可能になった)につながっていきます。

著者ジャレド・ダイアモンドはこのような強いヨーロッパが近代・現代に計り知れない影響をもたらすようになった分岐点を、1532年11月16日だとしています。

神聖ローマ帝国皇帝カール五世の命を受けたスペイン人ピサロとインカ皇帝アタワルカがペルー高原で出会った日です。

そしてあっという間にインカ帝国は滅びるのですが、この戦いで決定的勝因になったものの一つはピサロ側には「情報」が多くあったことだとしています。

インカ帝国には文字がなく、当然スペインについての情報も何もなかったのに対して、ピサロ側は入念に下調べをして征服の時を虎視眈々と狙っていたわけです。

その1532年の影響で、現在世界で情報を得ようと思ったら「英語」という記号を用いなくてはどうしようもなく遅れてしまう状況にあります。

日本の良いところ=安全・治安はしっかり守りながら、「英語」の裏にある論理的思考を身につけていかないと、いつまでもなにも言えない日本、世界と同じ土俵に立てない日本、でありつづけることに・・・

おすすめの本です。大分のジュンク堂書店にたくさん置いてありましたから売れているのでしょうね。

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シュレ猫がいく!を読む~読書の夏休み

2011年08月20日 | 読書
シュレ猫がいく! ブレーンワールドへの大冒険
竹内 薫
ベストセラーズ

シュレ猫というのは、「シュレーディンガーの猫」の略で、量子論の創始者の一人、シュレーディンガーの思考実験に由来する物理学用語だそうです。

ミクロな世界では、粒子でもあり波でもある1つの電子が、観測者が観測するまでは

「同じ時刻に複数の場所に存在できる」という量子論の理論が、猫のようなマクロの世界で成立するかどうかを問うています。

放射線が出る可能性のある物体が入った、外からは中が見えない箱に猫を一匹いれると、観察者が箱をのぞいて見るまでは、放射線が出たために「死んだ猫」と出なかったので「生きている猫」が同時に存在する、という状態です。

この本は、SF小説仕立てになっていて、そのシュレ猫2匹がいろいろ冒険して地球を救う?お話です。

世界は3元を超えて11次元まで登場しますし、アインシュタインの「エネルギーは質量である」から

導いた究極の兵器「重力爆弾」(重力が究極のエネルギー源)も出てきます。

帯によると、16歳のための物理入門、だそうですから読者として私は想定外かもしれません。

ところどころに挿入されている物理の入門解説が文系の私には楽しかったです。

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年間ベスト本~この本が1番凄かった!

2010年12月30日 | 読書
ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
ナシーム・ニコラス・タレブ
ダイヤモンド社


おもわず昨年読んだ本を選んでしまいます。
やはり「ブラック・スワン」を超える本は現れませんでした。

原作は2007年、翻訳は2009年です。
確か、リーマンショックを予測していた本として話題になりました。
上下2巻ですがあまりの面白さと衝撃であっという間に読んでしまいます。
まだの方はお正月休みにいかがでしょう。

「白鳥は白い」が、オーストラリアで黒い白鳥が発見された事で覆る、そこからタレブは様々な事象について、目も眩むようなスピード感で綴っていきます:予測不可能な不確実性の物語を~